アーモンドに美容効果があることが知られるようになって、どこへ行っても売っていますが、どんな食べ方をしたり注意点などはあるのでしょうか?
1 アーモンドについて
2 アーモンドの美容効果
3 アーモンドの食べ方や注意点は?
アーモンドにはどんな美容効果があるのか?
この記事では、どこのスーパーやコンビニに行っても、必ず見かけるようになったアーモンドの魅力について、情報をまとめていきます。
アーモンドについて
まずは、アーモンドの美容効果を見て行く前に、この美味しい食べ物(嫌いな方もいると思いますが、個人的には大好きです!)について、一体君はなんなの?
といった情報をまとめていきます。
アーモンドは、バラ科モモ属の、落葉高木から採ったナッツのことで、和名はヘントウ(扁桃)、あめんどう、ハタンキョウなどとも呼ばれています。
原産はアジアの西南部、2016年現在では、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどでも栽培されています。
アメリカのカリフォルニア州が最大の産地になっていて、日本では、小豆島で栽培が行われています。
木の高さはおよそ5m、日本なら、3~4月に、桜によく似た花を一斉に咲かせてくれるのです。
実が熟すのは夏の7~8月で、自然に落下することはないので、機械で揺さぶって落としていきます。
果実自体は、皮、果肉、核、仁に分かれていて、アーモンドは仁の部分になります。
アーモンドにはスイート種とビター種があって、食用になるのはスイート種になります。
一般的に日本ではアーモンドと呼びますが、他の国では次のような呼び名が付けられています。
● フランス・・・アマンド
● イタリア語・・・マンドーラ
● ドイツ語・・・マンデル
● スペイン・・・アルメンドラ
アーモンドは細かく分けると100種類ほどあると言われていて、スイート種の主な品種は、カリフォルニア、ノンパレル、ミッション、カーメルなどがあります。
チョコレートと合うのはノンパレルだと言われていますので、日本の大手菓子メーカーはこちらをよく使っていると説明しています。
実はアーモンドと桃は元々同じ原種だったと言われていて、太古に起きた地殻変動によってそれぞれの地域で、異なった進化を遂げて、現在の形になったと言われています。
桃とアーモンドが同じ原種だったなんて、環境が違うだけでこんなにも大きな違いが出る進化の仕方をするのだなと、改めて驚かされましたが、一方はみずみずしい果物に、もう一方はカリッとしたビタミンEが豊富なアンチエイジング食材に進化しています!
桃は、中国の湿度の高い低地を中心にして生育するようになったことで、あのようなみずみずしい果物に成長していったのです。
アーモンドは、乾燥した西アジアや中央アジアの砂漠で、いろんな品種に分かれて自生するようになりました。
人間が、ある日アーモンドが美味しい食べ物であることを発見すると、遊牧民の携帯食として大切にされるようになります。
古い文献によると、この遊牧民達は、アーモンドと少量のピスタチオ、そして砕いたナツメ、パン屑をごま油でボール状に固めて丸めた食べ物を、携帯していたと書かれているのです。
遊牧民や旅人の懐などからこぼれ落ちた実が、他の地域でも自生し始めて、広がっていったと言われています。
紀元前4000年頃から、メソポタミアの古代文明で、人間が食料として食べていたようですが、現在では8割以上がカリフォルニアで栽培されているのです。
カリフォルニアには、18世紀に宣教師によって運ばれたのですが、2016年現在では、どこに行っても見かけるアーモンドが、日本へ輸入されるようになったのは1950年になってからで、お菓子の材料やスナック菓子などに使われるようになりました。
近年は、アーモンドミルクも販売されるようになり、アーモンドの栄養摂取が手軽に出来るようにもなっています。
収穫は次のような手順で行われています。
木を機械でゆすり、アーモンドの実を落とし、スイーバーと呼ばれている機械で集められます。
このとき、落ちるアーモンドの様子を、アーモンドシャワーと呼ぶそうです!
動画を見ると分かりますが、収穫している人たちも楽しそうにやっています、こんな風に喜んで仕事をしている人たちが収穫しているアーモンドを食べるのは、体にも良さそうな感じがしますね!
その後、乾燥させて集荷し、さらに殻を取って粗選別し、殻と実を分け、大きさ別に仕分けされ、目視での品質チェックが終ると、箱詰めされて産地から出荷されるのです。
アーモンドの美容効果
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アーモンドの栄養についてや、美容効果について、ここからは情報をまとめていきます。
ご存知の通り、アーモンドの主成分は脂質で、オレイン酸やリノール酸などに含まれている不飽和脂肪酸になります。
オレイン酸は血栓予防になり、リノール酸はコレステロール排出をしてくれます。
ナッツ類の中でも、アーモンドは、ビタミンE、ビタミンB2が豊富に含まれていて、ビタミンEは抗酸化作用が強い成分で、ビタミンB2は、代謝を高めてくれます。
他のナッツ類と比べても、アーモンドには、ビタミンEがかなり豊富に含まれているので、美容効果に優れていると言われているのです。
ご存知の通り、ビタミンEには、すでに書いたように抗酸化作用が高く、老化を予防してくれる栄養素であると言われていますので、これが多く含まれていて、しかも手軽に食べることが出来るので、おやつ代わりに食べる女性も多いようです。
ただ、安いものではないだけでなく、脂質が多いので、食べ過ぎには注意が必要となります。
他の栄養素は、カルシウムや鉄、タンパク質が豊富に含まれています。
これらの栄養素が入っているので、次のような効果があると言われています。
● 生活習慣病の予防
● 貧血予防
● 老化防止
● 便秘解消
生活習慣予防になるのは、アーモンドに含まれる不飽和脂肪酸が、コレステロール値を低下させる働きがあるからです。
アーモンドには血中の脂質の酸化を防いでくれる働きがありますから、血管を若く保ってくれ、動脈硬化の改善や予防に役立ってくれます。
嬉しい美容効果である老化防止は、肌の老化に関係する活性酸素を排出してくれる働きのあるビタミンEが豊富に含まれているので、老化を抑制してくれると言われていますし、ビタミンB2は、爪や髪、肌を維持する働きがありますので、こちらも美容効果として嬉しい作用をしてくれます。
便秘は肌荒れの原因にもなりますので、これも解消してくれるのですから、美容効果バツグンという話になります。
アーモンド100gに含まれるビタミンEは、31・0mgで、ピーナッツは10・1mgになりますから、どれほどビタミンEが豊富か分かると思います。
他には、美容効果として、なんとミネラルが硬水のミネラルウォーター並に含まれていて、バランスも良いのです。
ミネラルは、代謝などを上げてくれる大事な栄養素ですし、貧血になりやすい女性にとて、鉄分をしっかりと摂取できるので、有り難い食材になります。
しかも、調理の手間が要らないのですから、相当気楽に摂取でき、さらにこれだけの栄養素をギュッと凝縮しているのですから、美容意識の高い人たちからしたら、食べない理由はないという話になります!
他にもまだまだ、アーモンドの美容効果はあります。
アーモンドに含まれている食物繊維はごぼうの2倍、さつまいもの4倍で、善玉コレステロールを増やしてくれるので、血液がサラサラになります。
さらに、老化の原因物質となるAGEsを減少させてくれるのです。
AGEsとは、人間なら誰でも持っていると言われている老化原因物質になります。
そして「終末訪糖化産物」と呼ばれていて、エイジス、エイジズと読みます。
AGEsが含まれている食べ物は、唐揚げ、フライドポテト、ホットケーキなどで、これらを溜めないようにするためには、清涼飲料水やお菓子などや、揚げ物などを食べ過ぎないようにすることが大事なポイントになります。
他には、「果糖ぶどう糖液糖」「果糖液糖」「異性化糖」という表示がある加工食品を食べないようにすることも、AGEsを急速に生成させないために、避けたほうがいいでしょう。
ハーバード大学が研究して判明した話に、アーモンドを食べることは体重を減少させるだけでなく、リバウンドが少ないダイエット方法だということが分かったのです。
筋トレマニアなどが見る雑誌などにも、アーモンドを有効活用して、ダイエットに使っていこうといった記事なども掲載されています。
ハーバード大学で行った研究は、20歳~50歳の50人に、適量のアーモンドを食事に毎日取り入れてもらったのですが、その多くが半年で5kgの減量に成功し、1年後になってもリバウンドしていなかったという結果が出たのです。
これらの研究から生まれたのが、アーモンドダイエットと呼ばれる方法です。
美容効果も高い、アーモンドを使ったダイエット方法のやり方は次のようなものです!
1日に25粒目安のアーモンドを、各食事前に8~9粒ほど食べるのですが、分けて食べる理由は、肥満の原因となってしまう脂質の吸収や、血糖値の急激な上昇を防ぐためです。
アーモンドを普段から摂取するようにしていると、脂肪や糖が体につきにくくなるのです。
栄養も豊富なので、細胞もきちんと作られますから、材料不足で肌にうるおいが足りないという状態も防ぐことが出来ます。
このように、かなりの美容効果&健康効果が期待出来るアーモンド、スナック菓子を食べるよりも、こちらを選んで賢くダイエット&美肌や健康維持をしていけると、結果が目に見えて変わってくるようです。
それでは簡単に、アーモンドの美容効果をまとめていきましょう。
● 若返りのビタミンであるEが豊富で、23粒食べれば、大人の女性が必要とする量が摂取できます
● 日本人に不足しがちなミネラルが豊富
● アーモンドの種皮にはポリフェノールも豊富に含まれているので、若返り効果があります
● 植物繊維が豊富なので、便秘解消になり、肌へ良い影響を及ぼします
● 悪玉コレステロールだけを減らしてくれるので、生活習慣病の予防になる
● 老化の原因物質となるAGEsを減らしてくれる働きがある
● ダイエット効果&リバウンドを防ぐ効果がある
アーモンドの食べ方や注意点は?
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それでは、アーモンドを食べる時の注意点や食べ方はあるのでしょうか?
アーモンドの栄養を、最大限に体内に吸収したい場合は、やはり生で食べるのが一番のオススメになります。
スーパーなどでよく見かけるのは、素焼き、油や塩が添加されたものなどがありますが、出来れば生が良いのですが、それが手に入らなければ、素焼きのものを選ぶようにして、余計な脂質などを摂取しなくてすむようにしてください。
ナッツは、一度火を入れたものは、脂質が多いので酸化しやすいため、素焼きなどの火を通してあるナッツを購入した場合は、出来るだけ早く食べきるようにするのがポイントです。
生のアーモンドは、酵素やビタミンも豊富に含まれていて、含まれている脂質も新鮮ですから、体内に吸収させるには、こちらのほうがより質が高いという話になります。
そして、生のアーモンドが手に入ったという方は、実はそのまま食べるのではなく、次のプロセスを行ってから食べるようにしていただきたいのです。
何故なら、生のナッツ類には、酵素制御物質があり、これを解除してから食べる必要があるからです。
これを解除しておかないと、せっかく生のアーモンドを食べたのに、酵素の恩恵が受けられないということになってしまいます。
ですから、水に8時間漬けてから食べるようにされてください。
個人的にも生ナッツ類を購入したことがありますが、意外と味も悪くなく、素焼きのものに慣れていた私でも、なんの抵抗もなく食べることができました。
ですが、素焼きのあの食感が好みであるという方には、生アーモンドは、生っぽすぎて苦手かもしれません。
風味は、やはり素焼きでローストしているもののほうがありますから、酵素などの恩恵にこだわるか、美味しく食べることにこだわるかは、個人で決めていくといいのではないでしょうか?
せっかく食べるのなら、よりアーモンドの栄養の恩恵をしっかりと受けられるような食べ方をしたほうが、美容効果も高くなりますのでオススメではありますが、油の入っていないローストされたものだけでも、栄養はありますので、好みで選んでください。
アーモンドを購入したら、瓶や缶に入れて保管し、酸化させないように注意してください。
皮ごと食べないと、ポリフェノールの恩恵が受けられませんから、おいしく皮ごと食べてください。
それでは注意点をまとめていきます!
● アーモンドの栄養をたっぷりと得られるのは生を食べること
● 皮にポリフェノールがあるので、皮ごと食べる
● 生アーモンドを食べるためには、酵素制御物質を解除したいので、水に8時間漬けたものを食べる
● 1日20~25粒ほどの摂取で十分です
● 火が入っているものなら、出来れば素焼きを選び、余計な油や塩が入っていないものを選ぶようにする
● 保管するときはしっかりと密封できる容器に入れて酸化を防ぐ
次は、アーモンドの食べ方について見ていきましょう!
意外と固いので、よく噛んで食べないと消化に負担がかかると言われているアーモンドですが、そのままモグモグ食べるのも毎日だと飽きてしまう場合がありますので、次のような食べ方をしてみるのはいかがでしょうか?
アーモンドミルクを作る!
生アーモンドを12時間水につけ、漬けた水は捨て、アーモンド250gに水400ccをミキサーにかけるだけ。
ペースト状になったアーモンドをガーゼでギュッと絞って出来上がりです!
これでアーモンドミルクの出来上がりです。
個人的には、そのままポリポリと食べるのが一番好みですが、あなたはどんな食べ方が好きですか?
今回は、すでに多くの方が知っていて実践している、アーモンドの美容効果についてまとめていきました!