トマトの美容効果と超簡単レシピを3つご紹介していきたいと思います!
1 トマトの栄養や美容効果は?
2 トマトの効果的な食べ方は?
3 トマトの超簡単レシピ
4 トマトを使った美容法
トマトは栄養価が高く、さらに美容効果もあることが知られています。
人によっては、トマトを使って美容法を実践している人もいて、色々な使いかたがあります。
まずは、トマトにはどんな栄養が含まれていて、美容効果はどんなものがあるのかを見てきたいと思います。
トマトの栄養や美容効果は?
まずはトマトの原産国から見ていきましょう!
中南米のアンデス高地が原産国だと言われているトマトが、日本に入ってきたのは17世紀になります!
植物学上は、ナス科ナス属に分類されているので、ナスの近縁種になります。
世界規模で見ると、トマトの種類は8,000種以上あると言われていて、日本では100~150品種が登録されているのです!
トマトとは、ナワルト語で「膨らむ果実」を意味する「トマトル」が語源だと言われています。
形や色がりんごに似ているので、フランスやイギリスでは「愛のりんご」と呼ばれていたり、ドイツでは「天国のりんご」、イタリアでは「黄金のりんご(ポモドーロ)」と呼ばれているのです。
それでも食用にされ始めたのは、明治に入ってからになり、本格的に栽培を始めたのは、昭和に入ってからなので、かなり近年に食べられるようになったという話になります。
ヨーロッパには、トマトが赤くなると医者が青くなるということわざがあるほど栄養がたっぷりと含まれていて、ご存知のように、赤い色はリコピンと呼ばれる成分で、有害な活性酸素の働きを抑える作用があることが分かっています。
そして、ガンや動脈硬化などを予防する効果が高いことも分かっているのです。
トマトが美味しい時期は6~9月で、エネルギーは100gで19kcalになります。
トマトの旨味成分はグルタミン酸で、果肉よりも、種の周りにあるゼリー状の部分に多く含まれています。
選ぶときには、しっかりとした、重みがある、皮にハリやツヤがあるものにしてください。
トマトにはビタミンAとCが豊富で、血圧を下げてくれるカリウムや、ルチン、脂肪代謝を助けてくれるビタミンB6も含まれています。
ビタミンAになるβカロテンを多く含んでいて、この栄養素は、免疫賦活作用や、髪の健康や視力の維持、そして、粘膜や皮膚を健康にする作用があることが知られています。
トマトの赤い色であるリコピンは、カロテンの一種になるのですが、βカロテンと違い、体内でビタミンAに変化せず、このリコピンが、活性酸素を減らす働きがあり、その力はビタミンEや、βカロテンの何倍もあると言われています。
トマトの皮には、ケルセチンという成分があり、これは血管を強化してくれるので、動脈硬化の予防や、血管などの病気を防いでくれる働きがあります。
食物繊維やカリウムも含まれていて、お腹の調子を整え、余分な水分を排泄してくれる働きがあります。
トマトが酸っぱいのは、クエン酸が含まれているからで、疲労回復にも効果が期待出来ます。
このように、トマトには沢山の栄養素がたっぷりと含まれているのです!
それでは、美容効果は一体どんなものがあるのでしょうか
トマトを摂取すると、高いアンチエイジング効果が期待出来ると言われているのですが、それはすでに書いたとおり、リコピンが高い抗酸化作用を持つからです。
体内の活性酸素を減らしてくれる働きは、老化のスピードにストップをかけることが出来るので、嬉しい美容効果になります。
さらに、リコピンには、体に脂肪が蓄積するのを防ぐという役割もあり、ビタミンEの100倍もの抗酸化作用があるのです。
肌のハリや潤いを保つコラーゲンを増やす働きもありますから、肌の悩みにも嬉しい作用があります。
さらに、メラニン色素の合成を抑えてくれ、美白効果もあり、成長ホルモンの分泌を高めることで、基礎代謝を上げてくれ、これが脂肪燃焼効果などに繋がっていきます。
そして、3大美容ビタミンと呼ばれている、ビタミンA、E、Cが含まれているので、トマトを1個食べるだけで、高い美肌効果も期待出来ます。
GABAという成分も含まれているので、イライラする、落ち込むといった心理的な気分障害をサポートしてくれ、不眠症を防ぎ、安眠へと導いてくれるのです。
トマトの効果的な食べ方は?
一時期、夜にトマトを食べるというダイエット方法が流行しましたが、トマトを効果的に食べる方法はあるのでしょうか?
トマトの栄養をしっかりと吸収したいのなら、赤く完熟したものを選ぶことが大事なポイントになります。
トマトの栄養は、この熟しきった状態のときが1番多いので、栄養をしっかりと摂取したい、美容効果をあげたいという方は、この状態のものを摂取するようにしましょう。
買ってきたトマトがあまり熟していない場合、次の方法で赤くすることが出来ます。
日の当たる窓辺に常温で置いておく、りんごと一緒に置いておく。
常温にして置くことで、追熟させることが出来ます、りんごはエチレンガスを持っているので、これが様々な果実を追熟させる効果があるのです。
そして、生のトマトは体を冷やすことで知られているので、出来れば加熱して食べたほうがいいと言われています。
熱を加えると、ビタミンCは減ってしまいますが、リコピンの吸収率はかなり高まるので、加熱してトマトスープにしたり、トマトソースを作って食べるのもおすすめです。
リコピンの美容効果をしっかりと体に摂取させたい人は、出来るだけ加熱して食べるようにして、リコピンパワーを最大限に摂取してあげてください!
そして、トマトを食べるなら、夜がおすすめで、理由は、人間は夜になると成長ホルモンのが活性化しますが、これをトマトのビタミンやミネラルが、さらに活性化してくれるので、脂肪燃焼効果、脂肪が蓄積されない効果などが期待出来るのです!
トマトの超簡単レシピ
ここからは、トマトを使った、とても簡単なレシピをご紹介していきます。
とにかく超簡単にトマト料理を作りたい、面倒なことは嫌という方のために、こちらのレシピはいかがでしょうか?
● トマトと玉ねぎのサラダ
材料1~2人分・・・トマト1個 玉ねぎ半分 ポン酢
トマトをお好みの大きさに切り、玉ねぎはみじん切りにし、ポン酢で和え、トマトと混ぜれば出来上がり!
次はこちらの超簡単レシピをご紹介しましょう。
● トマトとアボガドのツナサラダ
材料2人分・・・トマト1個 アボガド1個 ツナ缶1個 マヨネーズ大さじ1
わさび小1 塩コショウ少々
トマトとアボガドは1cm角に切ります。
マヨネーズとわさびをボウルに入れて混ぜ、トマトとツナ缶、アボガドを入れ混ぜ合わせ、塩コショウで味を整えます。
リコピンパワーを最大限に受け取りたい、けれど手間がかかるのは面倒というあなたへ、こちらのレシピはいかがでしょうか?
● 炒めるトマト
材料2人分・・・トマト中くらい2個 にんにく1片 オリーブオイル大さじ1
乾燥バジル適量 塩コショウ少々 乾燥パセリ適量
にんにくは薄切り、トマトはクシ型に切ります。
弱火にしたフライパンににんにくを入れ、香りがしてきたら、にんにくは取り出します。
強火にし、フライパンが熱くなったらトマトを入れ、一気に10秒ほど炒めていきます。
火を止めて、塩コショウし、乾燥バジル&パセリをふります。
トマトを使った美容法
それではトマトを使った美容法をご紹介していきましょう。
ご存知の方も多いかもしれませんが、トマトを食べるのではなく、毛穴を引き締めるためのパックとして使う美容法をご紹介していきます。
ビタミンAとCが、過剰な皮脂を抑える働きがあり、突然ニキビが出来た時や、毛穴を引き締めたいというときにおすすめなのがトマトパックになります。
美白効果もあり、日焼け後の肌のケアにも役立ちます。
やり方は簡単です、トマト1個を、ミキサーにかけてピューレ状にして、コットンにひたして顔にのせてパックをするだけ。
15分経ったらコットンを外します。
今回は、トマトの美容効果や、超簡単レシピなどの情報をまとめていきました!