キャベツの美容効果と超簡単レシピ3つ!
キャベツの美容効果についてや、超がつくほど簡単なレシピをご紹介していきます!
1 キャベツの歴史や旬は?
2 キャベツの栄養や美容効果は
3 キャベツの超簡単レシピ
4 キャベツの発酵食品
キャベツといえば食物繊維が豊富といった印象が強い野菜ですが、今回は、この野菜に秘められた美容効果などについての情報をまとめていきます。
キャベツの歴史や旬は?
まずは、キャベツの歴史や旬についての情報をまとめていきます!
キャベツの原産地はヨーロッパだと言われていて、古くから薬草として使われてきたのです。
栽培されるようになったのは数千年前だと言われていて、起源前後までのキャベツは葉キャベツで、現在よく見かける、ボール状になっているキャベツは、紀元前はじめ頃に、イタリアで栽培されるようになったと考えられています。
古代ギリシャのローマでは、当時から薬草としてキャベツの研究が盛んに行われていて、沢山の書物が残されています。
そして、キャベツはお酒の酔いを冷ましてくれると考えられていて、古代ローマやギリシャでは、お酒の席で、一番最初にキャベツ入りのスープを飲む習慣があったのです。
ヨーロッパでは、キャベツの葉を焼いて、傷口やしもやけにつけると、治ると考えられていました!
食べる以外にも効用があると考えられていたキャベツは、さまざまな使い方をされてきたのです。
日本にキャベツがやってきたのは江戸時代末期で、最初は食べるためではなく、観賞用の葉牡丹だったと言われています。
日本でキャベツが食べられるようになったのは、明治時代になります。
スープやロールキャベツなどの西洋料理が伝わるようになったことが、キャベツを日本人が食べるようになったきっかけだったのです。
この時代までは、日本人は野菜を生で食べる習慣がなく、漬物や煮物にして食べるのが一般的だったのです。
理由は虫が沢山ついていたので、生で食べるのが難しかったからだと言われています。
そして、日本人にもっと生のキャベツを食べてもらおうと考えだされたのが、とんかつとキャベツの組み合わせだったのです!
この2つの組み合わせは、かなり最強だと言われているのですが、その理由は、とんかつの脂肪の吸収を、キャベツの食物繊維がブロックしてくれるからです!
こんな歴史があり、日本人の食卓に並ぶようになったキャベツの旬は、一体いつなのでしょうか?
旬は品種によって時期が違います、春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツがあり、それぞれの旬の時期と特徴は、次のようなものになります。
● 春キャベツ・・・3~5月で、中心部が黄緑で、葉の巻き具合がゆるくみずみずしく柔らかいので、生食に向いています
● 夏キャベツ・・・7~8月が旬で、葉が固く巻かれています。
● 冬キャベツ・・・1~3月が旬で、何重にも固く葉が重なっているのが特徴で、どちらかというと煮込み料理などに向いています。
キャベツの栄養や美容効果は?
キャベツの栄養からまずは見ていきましょう。
キャベツはアブラナ科アブラナ属の多年草になり、60種類もあると言われています。
胃潰瘍や胃炎の回復に力を発揮するというビタミンUがたっぷりとふくまれていて、この栄養素は、キャベツから発見されたので、別名キャベジンとも呼ばれているのです。
他には、カロテン、ビタミンC、アミノ酸、カルシウムが含まれています。
葉っぱの色が濃くなっている部分は、カロテンが特に豊富に含まれているのです。
ビタミンA、K、ナイアシン、葉酸、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リンなども含まれていて、100gあたりのカロリーは23kcal、食物繊維も豊富に含まれています。
そして、なんといっても驚きなのが、キャベツの免疫力強化の力なのです!
帝京大学薬学部の山崎正利教授が調べた研究によると、キャベツは薬並みに免疫力を高めてくれることが分かったのです。
教授は、あまりの高い効果に、研究手順を間違えたのかと勘違いをしたほど驚いたそうです!
ウイルスやがん細胞を殺す力が強く、米国国立がん研究所は、にんにくの次にキャベツの力がすごいと位置づけていて、キャベツは2位になっているほどなんです!
次のような美容効果がありますのでご紹介していきます!
● 肌荒れを治す
● アンチエイジング
● ダイエット
● 女性ホルモンを高める
● バストアップ効果
● 便秘解消
● 生活習慣やがんを予防してくれる
これらの効果がキャベツには期待でき、美容効果では、便秘を解消してくれるので、肌にもいいですし、女性ホルモンを高めるボロンという成分が入っているのが特徴になります。
ボロンは、女性ホルモンの分泌を高めるサポートをしてくれるホウ素の一つです。
女性の体の中で、エストロゲンの分泌が高まると、肌の水分と油分のバランスが整うので、美肌効果があるのです。
女性ホルモンが高まれば、美しさも増していきますし、食べ過ぎない程度の、適度の量を摂取することで、便秘を解消してくれます。
抗酸化作用も高いので、アンチエイジング効果にも優れているといわれています。
キャベツの外側の葉一枚食べれば、人間が一日に必要なビタミンCが摂取出来ると言われています。
キャベツの抗酸化力は、ブロッコリーやアスパラ同様、野菜の中ではトップクラスになります!
ちなみに、キャベツに含まれるボロンは、加熱に弱いので、生で食べることをおすすめします。
ダイエットにも使えるキャベツですが、次のような方法で食べると、普段の食事量を抑える事ができ、痩せやすい体作りが出来ると言われています。
食事をする前に、6分の1個のキャベツを角切りにして、10分かけ、ゆっくりとよく噛んで食べるのです。
こうすることで満腹中枢が刺激され、その後の食事量が調整されるのです。
藤原紀香も、野菜不足を感じたときには、一日にキャベツ1個を食べるといいますので、キャベツの効果はどうやら絶大でもあるようです。
ちなみに、キャベツの芯にもビタミンCは豊富なので、こちらも細かく切って、しっかりと食べて美容効果を高めてください。
キャベツの超簡単レシピ
とにかく栄養&美容効果が高いキャベツ、これを超簡単なレシピで食べたいというあなたへ、とにかく超簡単なレシピをご紹介していきます!
● キャベツのごま油サラダ
材料・・・4人分 キャベツ300g ごま油 大さじ2 塩コショウ各小さじ1~2
キャベツはざく切りにし、水で洗いぱりっとさせ、ボウルに入れて塩コショウをして混ぜあわせ、ごま油をまわしかけて和えるだけ!
● 和風キャベツサラダ
↓実際に作ってみました!おいしくてお箸が止まりません(笑)海苔は多めがおすすめです
材料・・・2~3人分 キャベツ 2~3枚 海苔たっぷり 塩少々
醤油小さじ1 ごま油小さじ1~2 白ゴマ大さじ1~2
洗ったキャベツは手でちぎってボウルに入れ、塩を揉み込むように全体に混ぜあわせ、ごま油、醤油、白ゴマをまぶしてたっぷりと海苔を混ぜる
● キャベツとカニカマのごま油和え
材料・・・2人分 キャベツ大きめ1枚 カニカマ2本 塩ひとつまみ
ごま油小さじ1/2 醤油2~3滴 すりごま大さじ1
さっと洗ったキャベツを手でちぎって耐熱容器に入れ、カニカマをほぐして入れて、塩を入れ、ラップをふんわりとかけて、600Wのレンジで2分加熱します。
醤油、ごま油、白ゴマで和えて、塩で味を整えれば出来上がり!
どれもこれも、超簡単レシピですが、生の栄養を摂取したい人は、レンジ調理をしない食べ方がおすすめになります!
キャベツの発酵食品
ここからは、美容効果を高めたいので、さらにキャベツの免疫力効果や、アンチエイジング効果、そして発酵食品にすることで、酵素をしっかりとさらに摂取出来る食べ方をご紹介します。
● キャベツの発酵ジュース
以前自宅で作った時の写真です↓
こちらは、キャベツと水だけで作り、発酵させることでさらに栄養や、アンチエイジングに効果的な恩恵をキャベツから頂く摂取方法になります。
作り方をご紹介していきましょう。
材料はキャベツ1個、水が500mLです。
キャベツを洗ってざく切りにし、ミキサーに入れて水を加え、1分間混ぜあわせます。
その後、煮沸消毒をした大きな瓶に中身を移し、ラップをかぶせて窓辺の温かい場所に置いておきます。
一日2~3回、菜箸などで混ぜあわせ、白濁してきて、発酵しているニオイが強くなってきたら出来上がりです!
発酵後、冷蔵庫でキープし、3日くらいで飲んでしまいましょう。
お腹の調子も整えてくれ、乳酸菌発酵していることで、腸内の善玉菌も増え、さらに健康や美容効果が期待出来ます。
● 塩漬けキャベツ
こちらは塩で発酵させる方法です。
キャベツ1/4個を洗って千切りにしてポリ袋に入れます。
塩小さじ1を入れて、ふんわりと混ぜあわせ、ポリ袋を平にして真空パック状態にしていき、そのままボウルに入れて上から重しをし、2、3日室温で放置します。
このレシピのポイントは、乳酸菌がキャベツの細胞内にいるので、なるべく細胞を壊してあげて、菌を出して発酵しやすいように細切りにすることです。
こんな風に、簡単なレシピで、キャベツを発酵させて、さらに乳酸菌を体内に入れて、アンチエイジングの美容効果、さらには健康効果を高めると、もっともっとキャベツの力をいただけます!
今回は、キャベツの美容効果と、簡単過ぎるレシピや、発酵のさせかたなどについてまとめていきました!