はちみつの美容効果や、使い方、活用方法などの情報をまとめていきます!
1 はちみつの歴史
2 はちみつの栄養や美容効果は?
3 はちみつの使い方、活用方法
4 はちみつ、国産と海外産の違いは?
叶姉妹もブログ記事などで、はちみつを使った美容方法を教えてくれていますが、意外と美容に活用している方はいるようです。
それでは、この記事では、知っているようで結局何がいいんだっけ?
と、思わず考え込んでしまう方もいるかと思いますので、はちみつの美容効果などについて色々とまとめていきます
ハチミツの歴史
広島にオバマ大統領がやってきて、歴史的瞬間となったことを覚えている方もいると思います。
2016年5月27日に、安倍総理と広島を訪問したオバマ大統領、アメリカが原爆を投下した過去は消せませんが、この原爆に関わる関係者の一人だった、あのアルバート・アインシュタインが、以前次のような発言をされているのです!
「蜂が地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない、蜂がいなくなると受粉が出来なくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」
それほど蜂の働きは、この地球で大事な役割をしてきたのですが、この偉大な事実に関して、関心を持って考える人間は、どれほどいるのでしょうか?
そんな、蜂が創りだす、はちみつについて、まずは歴史を見ていきたいと思います!
はちみつを作ってくれるミツバチが人類に現れたのは、約2千万年~1千万年前だと考えられていて、人類が登場するようになる、はるか昔から地球に存在していたといわれています!
そんな、途方もない年月の間、ずっと地球の植物を育むために働いてきたミツバチですが、人間が彼らが作るはちみつを採集するようになったのは、紀元前6000年頃、スペイン東部にある、アラニア洞窟の壁画に、人間がミツバチの巣を手に入れて、はちみつを採集している人の絵が描かれているので、すでにこの頃から、人間が食べていたと考えられるようです!
紀元前2600年頃のエジプトの壁画には、はちみつの採集から、保存する方法まで、事細かく書かれているのです。
これが、世界最古の養蜂の証拠と考えられていて、ここから、はちみつの歴史が始まったと言われています。
地中海周辺で始まったと考えられている養蜂は、その後世界各地に広がっていきます。
昔は、現在の木箱ではなく、わらを使ったり、陶器で出来た巣箱だったため、はちみつを採集するときに、巣を潰さなければならなかったのです。
これを変えたのは、1850年頃、この頃になると、現在のような巣が木の枠にハマっている形が作られるようになりました。
日本にハチミツ採集の方法が伝わってきたのは、明治時代になってからだと言われています。
新しい産業として、日本国内に養蜂が定着していき、まだまだ自然が豊かだった頃は、花を追って、北上しながらハチミツを採集する移動養蜂が盛んに行われていたのですが、現在ではほとんど見ることはありません。
簡単に、美容効果も高いと言われているはちみつの、作り方をご紹介していきます!
日本に定着した近代養蜂は、セイヨウミツバチを使って、ラングストロス式と言われる巣箱を使って行います。
これにセイヨウミツバチを飼うのですが、蜂がみつばちを作ったら、次のプロセスではちみつを取り出します。
● おがくずなどを燃やして、煙でミツバチをおとなしくさせる
● 巣箱から巣板を取り出して、はちみつを切り取ります
● 巣板ごと、遠心分離器でぐるぐるとかき混ぜて、みつをはじき飛ばす
● 綱などでコシて瓶に詰める
ちなみに、明治時代に入ってきたのは近代養蜂の方法で、実は日本書紀には、643年に、鑑真が献上物として日本へはちみつを持ち込んだと伝えられているのです。
当時の貴族たちは、はちみつを香木を作るときのつなぎとして使い、その香りを楽しんでいたと伝えられています。
美容効果の高いはちみつは、このような歴史を持っていて、作られているのです。
はちみつの栄養や美容効果は?
それではここから、はちみつの美容効果や、栄養などについて見ていきましょう。
まずは、どんな栄養があるのかを理解していきます。
はちみつは、8割の糖分と、2割の水分で構成されています。
ほとんどの糖分は、グルコース(ブドウ糖)と、フルクトース(果糖)で、少量のオリゴ糖、そしてスクロース(ショ糖)、デキストリンが含まれています。
グルコースとフルクトースが主成分なので、はちみつは消化する必要がない状態で、すぐにエネルギー源となってくれます。
その他の栄養素は、アミノ酸、ミネラル、ビタミン、酵素、有機酸、鉄分、カリウム、ポリフェノールが含まれています。
はちみつ1gの中には、なんと花粉が3~20万個も入っているのです!
砂糖の1/3の量で、ほぼ同じ甘さになりますから、砂糖よりもヘルシーです。
はちみつの主成分である果糖とブドウ糖は、これ以上分解する必要のない単糖類なので、胃に負担をかけることなく、摂取するとすぐにエネルギーとして体内で働いてくれます。
ですから、疲れたときなどや、運動中のエネルギー補給にピッタリの食べ物だと言われています。
これらの栄養があるので、はちみつには次の効果があると言われています。
● 疲労回復
● ダイエット
● 免疫力を高める
● 咳止め
● 整腸作用
● 高血圧予防
● 腸内環境を改善する
● 殺菌作用
● 脳のエネルギー源
はちみつはエネルギー源として吸収されて使われてしまいやすいので、消費されてしまいますし、砂糖よりもカロリーが低いので、ダイエット効果があると考えられていますが、もちろん食べ過ぎは要注意です!
余分な塩分を排出するカリウムも豊富なので、血圧を下げてくれる作用もあり、さらに整腸作用がありますから、腸内環境を整えてくれ、呼吸器系の細菌の増殖を抑えるので、咳止めに効果を発揮することが、研究で分かっています!
はちみつの成分にグルコン酸が含まれていることが、強力な殺菌作用につながっているのです。
グルコン酸は、医療現場などで、傷口の消毒や、医療器具の消毒などに使われています。
はちみつの成分である果糖は、肝臓の中のアルコール分解を助けてくれる働きがあります。
そして、はちみつに含まれているコリンやパントテン酸には、肝臓を強化する働きがありますので、二日酔いなどのときに飲むのも効果的です。
口内炎の原因は、ビタミンB1、2の不足でもあるのですが、はちみつにはこれらの栄養素が含まれているので、口内炎にも作用してくれると言われていて、ハチミツには、190種類もの栄養が含まれているのです。
クレオパトラは、はちみつを髪や肌、爪に塗って美容効果を引き出していたようですが、一体どんな美容効果が期待出来るのでしょうか?
● 老化を予防する
● ニキビ予防になる
● 肌がしっとりとする
● トーンアップしてくすみがなくなる
● シミやシワのない肌になる
● ハリやツヤが蘇ってくる
● 肌荒れしにくくなる
ビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、アンチエイジング作用があるため、老化を予防してくれ、皮脂分泌を調整するビタミンの効果で、肌トラブルを改善してくれ、殺菌力が強いので、ニキビ菌などにも作用します。
くすみの原因になっている古い角質を、分子の細かいはちみつを使うことで、取り除くことが出来るので、肌のトーンアップなどが実現するのです。
優れた保湿力や保水力があるので、肌がしっとりとし、ビタミンCの働きによって、シミやしわに効果を発揮し、肌が生み出すコラーゲンの材料になる、ビタミンCをはちみつが補充するので、ハリやツヤが蘇る、さらにはグルコン酸が、ビフィズス菌を増やしてくれ、腸内環境を整えてくれるため、肌荒れの原因になる有害な物質を排出してくれますから、肌荒れしにくくなるのです。
はちみつの使い方、活用方法
ここからは、健康にも貢献してくれ、美容効果も高いはちみつを、どのような使い方や活用法で使用すればいいのかをご紹介していきます。
● 洗顔フォームにたらす
● 化粧水と混ぜてしまう
● リップやパック
● 髪のパック
● シャンプーにたらす
● 普段使っている美容液などに混ぜる
これらの方法で、はちみつを美容に使うことで、その美容効果を引き出し、肌や髪にツヤを出してあげます。
洗顔するときに、泡立てた泡に、はちみつをたらして顔を洗うと保湿力があるので、しっとりとし、さらに、殺菌力が高いのでニキビケアにもなります。
いつも使っている化粧水150mlに、大さじ2杯のはちみつを入れてよく振って使ってください。
はちみつがボトルの中に20%以上入ると固まってしまうので、量はこれを目安にしてください。
混ぜないで使う場合、割合ははちみつ1:化粧水2くらいの量で、手で混ぜてから顔に付けてください。
叶姉妹は、唇にはちみつを塗って、サランラップでのせ、5分ほど置いて洗い流すという美容方法をやっているようですが、もちろんこんな風にリップケアをしたり、はちみつを直接肌に塗ってパックしてしまうという方法もおすすめです!
はちみつが持つビタミンやミネラルを、肌が吸収してくすみも取れますが、種類によってはピリピリするときもあるので、そんなときは、水で薄めて塗ってみてください!
髪のダメージのためにハチミツパックを髪にする場合、はちみつ3:オリーブオイル1を混ぜて髪に塗ってから、15~30分ほど置いてなじませてから洗い流します。
シャンプー剤に少し垂らして使うのも、嬉しい作用に繋がります!
はちみつ、国産と海外産の違いは?
それでは、国産と海外産では、一体何がどう違うのかご紹介していきます!
一番大きな違いは、水分量になります。
海外のはちみつは、基準が21%以下で、国産のものは23%以下になります。
はちみつの作り方が違うので、水分量に違いが出てしまいます。
日本は、北上しながら集めていくので、その場その場で、はちみつが溜まったら巣箱から取り出します。
海外は、巣箱の上にさらに巣箱を足して、はちみつビルのようにしていくので、水分が低くて、糖度の高いものが採れるのです。
はちみつを選ぶときには、次のことに注意して選ぶようにすると外れになりません。
● 純度100%のもの
● 見た目がにごりが多くて黄色いものは花粉が多く、にごりがあって色が濃いものは、ミネラルが豊富です
● 非加熱&低温処理されているもの
● 品質の基準が高い、ニュージーランドやドイツなどのヨーロッパ諸島のものや、オーストラリアなどのものを選ぶか、国産の品質の良いものを選ぶ
とにかく、品質の良いものを使うようにしないと、せっかくの美容効果も半減してしまいます。
体に入れても、肌や髪に塗っても良い、ビタミンやミネラルが豊富なはちみつは、美容効果も高いと言われていて、普段から化粧品などに混ぜたり、パックをして使っている方もいるかと思います。
できれば身近な自然なもので、綺麗を引き出せたほうが安心ですから、はちみつを美容に使い、もちろん食べて健康に貢献してもらいながら、健康イコール美を実現する手助けをしてもらってください。
この記事では、はちみつの美容効果などや使い方などについてまとめていきました!