日本酒に美容効果がある理由!
日本酒の美容効果についてどんな理由があるのか、量や選び方についてまとめていきます!
1 日本酒の歴史
2 日本酒の美容効果は?
3 日本酒はどれくらいの量がいいの?
4 日本酒の選び方は?
5 日本酒が飲めない人はどうすればいいの?
日本酒には美容効果があると言われていますが、具体的にどんなものがあるのでしょうか?
まずは日本酒が出来た歴史などをご紹介していきながら、ゆっくりと美容効果などを見ていきます!
日本酒の歴史
日本人が、いつごろから米が原料となる日本酒を作るようになったのかは定かではないようですが、稲作が安定した頃ではないかと考えられます!
紀元前4800年頃、中国大陸揚子江流域で稲作が始まったので、ここで作られた日本酒が日本へ輸出されて、これが日本の日本酒の起源ではないかという説もあります!
日本書紀には、スサノオノミコトが八岐の大蛇を倒すために、八塩折之酒(やしおおりのさけ)という八度に渡って醸す酒を作らせたという記述があり、これも、日本酒の起源を考えるのに、興味深い資料だと考えられています。
やはり、安定した稲作が行われるようになった弥生時代に、九州、近畿地方で酒が作らえるようになったのが起源だと考えられているのが有力で分かりやすい説になるようです!
この頃の酒造りの方法は、加熱した穀物を人間が口で噛み、唾液の酵素(ジアスターゼ)で糖化、野生酵母によって発酵させる「口噛み」という原始的な方法で作られていたようです!
口噛みの作業を行うのは巫女の仕事で、酒造りの仕事の原点は女性であることが、これらから伺えます。
日本酒の美容効果は?
個人的にも20代の頃、純米酒を化粧水代わりに使っていた経験を持っていますが、日本酒には美容効果があるのでしょうか?
米と水で作られる伝統的な日本酒は、次のような美容効果があると言われています。
● 保湿
● アンチエイジング
● 美白
● 冷え性改善
● 美肌
● 肩こり解消
日本酒は、ご存知の通り原料の米を発酵させるために、麹菌や酵母菌が加えられています!
これで、日本酒にコクを出すアミノ酸が作られます。
アミノ酸は、水分と結合しやすく、肌の角質層に潤いを与えてくれる作用があり、アミノ酸がワインの5倍、ビールの10倍も含まれています。
アミノ酸は、肌を作る原料にもなる栄養素ですから、保湿作用&美肌作用があるのです!
では、日本酒の美容効果の一つ、美白になれるのは何故なのでしょうか?
実は、日本酒に含まれるコウジ酸が、美白へ導いてくれるポイントになります!
コウジ酸は、ほくろやシミの原因物質となるメラニンの生成を抑制してくれるのです。
さらには豊富なアミノ酸が含まれている日本酒には、細胞を活性化させて老化を防止する作用があるフェルラ酸という物質が含まれていますので、アンチエイジングにも効果的なのです!
アデノシンという血管を拡張させる働きのある成分が含まれていますから、日本酒を飲むと、高い体温を長時間保ってくれるので、冷え性改善に効果を発揮してくれ、肩こりも改善するといわれています。
日本酒には100種類以上の有効成分が入っていて、発酵しているものになりますから、腸内環境も整えてくれ、肌のハリやツヤにも一役買ってくれるのです!
血の巡りが良くなるアデノシンがたっぷりと入っている日本酒は、飲むと体が温まり、リラックス効果が高まるので、ノンストレスを感じられることも、美肌効果に関係していると考えられます!
日本酒はどれくらいの量がいいの?
ここからは、日本酒の美容効果は分かったから、じゃぁどれくらいなら量を飲んで大丈夫なのかといった情報をまとめてきます!
下戸でお酒が飲めない方には、後ほど体の外側から使える日本酒の美容方法をご紹介しますので、楽しみにしていてください。
口から入ったアルコールは、80%が小腸から、残りの20%は胃から吸収されることが分かっています。
そして、血液に入り、全身に回っていきます!
体重が60kgの人が、30分以内に適量を飲んだ場合、肝臓で4~5時間かけて処理されるといいます。
一日の日本酒の適量は、1合(180ml)~2合程度であると言われていて、それ以上の飲酒を長年続けると、肝臓病など、様々な病気を引き起こす可能性があると言われています。
女性は男性よりも、お酒を分解する力が弱いと言われていますが、これも個人差があるようで、酒豪と呼ばれる女性も多く、大久保佳代子さんは、仕事の後の一杯だけは捨てられないと話しているほど、お酒を毎日飲むのが日課だといいます!
一般的には先ほど書いた量が適量だと言われていますが、こればかりはどうやら、人によりけりのようです!
日本酒の選び方は?
それでは、一口に日本酒と言っても、どんなものを選べばいいのでしょうか?
現在、日本で販売されている日本酒の種類は、次のものになります!
● 大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)
● 純米大吟醸酒(じゅんまいぎんじょうしゅ)
● 吟醸酒(ぎんじょうしゅ)
● 純米大吟醸酒(じゅんまいぎんじょうしゅ)
● 本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)
● 純米酒(じゅんまいしゅ)
これらはすべて製法が違います!
純米と名前につく日本酒の原材料は、シンプルにお米と水、米麹だけで作られています。
純米がつかない日本酒の原材料は、米、水、米麹、醸造アルコールです。
醸造アルコールとは、サトウキビや穀物を発酵させたもので、風味や香りを付けるために使っています!
純粋に、日本酒の美容効果を考えて飲むのなら、醸造アルコールが入っていないものを選んだほうが良いと個人的には考えています!
日本酒が飲めない人はどうすればいいの?
ここからは、下戸だったり、お酒が苦手で飲めないという方は、日本酒の美容効果を得られませんからどうすればいいのですか?
といった情報をまとめていきます!
飲めなくても大丈夫、次のような使い方をして、美容効果を高めることも出来ます!
● 日本酒風呂に入る
● 日本酒が配合された化粧水を使う
● 日本酒自体を化粧水にする
● 酒粕パックをする
日本酒風呂は、言葉の通り、お風呂に入浴剤代わりに日本酒を入れて、美容効果を引き出す方法です。
これを行うと、肌がしっとりとして、皮膚を保護し、保湿してくれるのです。
すでに書いた通り、コウジ酸が細胞を活性化してくれるので、肌から吸収された日本酒の作用で、アンチエイジング作用があり、さらにシミや肌トラブルの原因となるメラニン色素を抑える働きがありますので、美白作用もあります。
やり方ですが、38度のお湯に、コップ1~2杯の日本酒を入れて入るだけです!
体を芯からぽかぽかにしてくれ、発汗作用もありますから、美肌作用にも優れています。
日本酒が配合された化粧水を使ったり、日本酒自体を化粧水に使うのも、美肌に嬉しい作用をしてくれます。
日本酒を作った後に出来る酒粕には、次のような美容効果が期待出来ます!
● 美白効果が高い
● 美肌作用もある
● シミ、たるみ、しわに作用する
● アンチエイジング
酒蔵の杜氏の手が驚くほど綺麗なことは有名な話ですが、実はこれ、酒粕がこの作用をしていることが分かっています。
日本酒を作った後に出来る酒粕には、美白成分で有名なアルブチンやコウジ酸、そして抗酸化作用の高いフェルラ酸が含まれています!
アルブチンは、シミに効果的な美白成分として有名なハイドロキノンの誘導体です。
ハイドロキノンは、シミにとても効果的であることは多くの方がご存知だと思いますが、肌への刺激が強いので、濃度や取り扱いは厳格に指導がされるものですが、酒粕に入っているアルブチンは、安全性が高く、効果も高いと言われています。
コウジ酸は何度も書いているように、メラニン色素の発生を抑制してくれるので、この2つはダブルで美白をしてくれる、嬉しい作用のある成分になります!
コウジ酸には抗糖化作用がありますから、糖化によって肌が黄くすみするのを防いでくれ、シワやたるみ、シミにも効果的になります!
フェリラ酸には、抗酸化作用がありますから、アンチエイジングに嬉しい作用をしてくれます。
酵母がたっぷりと含まれていますから、保湿作用も高いのです。
それでは、酒粕パックのやり方をご紹介していき、日本酒が飲めない人も、美容効果を得られるようにしていきましょう!
まずはパックを手作りします!
握りこぶしほどの大きさの酒粕をジップロックなどに入れ、水を酒粕の1・3倍ほどの量入れてビニール袋が破れないように、中身を握りつぶしていき、だまがなくなるまでこれを繰り返します!
作った酒粕パックを、洗顔した顔に、均一に塗って、乾いてカピカピになる少し前に、ぬるま湯で洗い流していきます!
酒粕も、出来れば日本酒を選ぶ時と同じように、水、麹菌、米だけで作られたものを選んだほうが、余計な成分が肌に入らいないので個人的にはおすすめです!
個人的にも、日本酒風呂、酒粕パック、お酒入の化粧品などを使った経験を持っていますが、酒粕パックは驚くほど肌がしっとりとします。
自然のものでパックするので、余計な添加物が入っていないため、肌への影響も、安心な面があります。
日本酒風呂は、体が芯から温まり、発汗作用が高いので、肌がつるつるになります!
今回は、日本酒の美容効果などについての情報をまとめていきました!