さつまいもに美容効果がある理由!1日の摂取量と簡単レシピ
10月~1月頃が旬のさつまいもに美容効果があるのかどうか、簡単なレシピなどをご紹介していきます!
1 さつまいもの歴史
2 さつまいもの健康&美容効果は?
3 さつまいもの一日の摂取量は?
4 さつまいもの簡単レシピ
さつまいもといえば、戦時中の貴重な食べものだったことで知られています。
この時代を生きた年代の男性が、「さつまいもだけは食べたくない」というほど、食べることが大変だった時代だったのです。
現代では、このさつまいもが、優秀だという情報も数多く出ています!
この記事では、さつまいもの美容効果などについて情報をまとめていきます。
さつまいもの歴史
ヒルガオ科の植物の、肥大化した部分がさつまいもと呼ばれるものになります。
原産国はメキシコを中心とした熱帯アメリカで、紀元前800~1000年頃には、中央アンデス地方で栽培が行われていました!
紀元前200~600年頃に作られた、さつまいもを形どった土器も見つかっていて、コロンブスが15世紀にヨーロッパへ持ち帰りました。
ですが、ヨーロッパは涼しすぎてこの土地ではあまり栽培されることがなく、アフリカやインド、東南アジアの植民地などの暖かいところに持ち込まれ、世界中で作られるようになりました。
東南アジアには、スペイン人やポルトガル人が持ち込み、その後中国へ広まっていきました。
日本へは、1600年頃中国からやってきたと伝えられていて、琉球から薩摩に伝わったと言われています。
薩摩(さつま)から伝わった「いも」だからさつまいもと呼ばれるようになったのですが、中国からきたいも=からいもとか、中国ではかんしょと呼ぶので同じようにも呼ばれていたようです!
八代将軍吉宗の頃に、蘭学者の青木昆陽が日本各地に広めたと言われています。
ちなみに、冬になると時々見かける焼き芋屋の歴史ですが、これが始まったのは寛政5年の冬で、当時は蒸しているものを売っていたそうです!
現在のような石焼き芋の形になったのは、昭和初期ではないかと言われています。
子供の頃、石焼き芋~♪という声と共に焼き芋屋さんがやってくると、ホクホクのやきもを親が買ってくれ、それがあまりにも美味しくて、寒い時期は嫌いだったけれど、これだけが楽しみで冬が待ち遠しかっったのをよく覚えています。
さつまいもの健康&美容効果
ここからは、さつまいもの健康&美容効果についてまとめてきます。
種類も沢山あるさつまいもの健康効果から見ていきましょう!
カロリーは、100gで132kcal、炭水化物やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
エネルギー源として優秀な食材でもあるさつまいもは、加熱しても壊れにくいビタミンCが豊富で、カルシウムや不溶性食物繊維も豊富に含まれています。
主成分はでんぷんで、加熱すると一部が糖質に変わり甘みが増してきます。
ですが、カロリーは米や小麦の3分の1しかありません。
便秘を予防&改善し、骨を丈夫にしてくれ、心身を安定させてくれます。
血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑える働きがあり、糖尿病や肥満の予防にもなると考えられています!
カロチンも豊富で、御存知の通り、これは体内に入ったときにビタミンAに変わりますので、目の健康にも貢献してくれるのです。
さつまいもが便秘に良いと言われる理由は、この植物にしか含まれていない成分のヤラピンが関係しています。
この成分は腸の蠕動運動を促進してくれ、便を柔らかくしてくれる作用があります。
食物繊維にプラスして、このヤラピンがあることが、さつまいもの便秘解消&予防の力をさらに高めてくれているのです!
他には、ガンクリオシドという成分があり、これはがん細胞の増殖を抑える働きがあることが分かっています。
カリウムも豊富なので、高血圧や、むくみにも効果を発揮してくれます。
色素に含まれているアントシアニンは、ブルーベリーや赤ワイに多く含まれているポリフェノールの一種なので、高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や肝機能の向上、血圧降下作用などがあります。
それでは、さつまいもの健康効果についてまとめていきましょう。
● 便秘を予防&解消する
● 骨を丈夫にし、心身を安定させてくれる
● コレステロールの吸収を抑える
● 糖尿病や肥満の予防
● 目の健康にも効果を発揮
● がん予防
● 高血圧やむくみの予防
● 生活習慣病予防
● 肝機能の向上
● 血圧降下作用
● 血管の老化を防ぐ
● 風邪の予防
それでは、美容効果は一体どんなものがあるのでしょうか?
すでに書いたとおり、ビタミンCが豊富なので、美肌効果が期待出来ます。
さらに、ビタミン類が豊富に含まれていますので、食べると代謝が良くなるため、ダイエットに役立ってくれます。
高い抗酸化作用があるので、老化防止に役立ってくれます。
消化が悪いので、じっくりと体内で老廃物を集めて排出する働きがありますから、体の内側からすっきりとします!
腸内環境を整えてくれるので、肌のくすみなどにも作用し、美容には嬉しい働きをしてくれます。
ビタミンCは100g中30mgも入っていて、これは夏みかんと同じ量が入っていることになりますので、シミやそばかすにも効果を発揮してくれます。
さつまいもには豊富なビタミンEが含まれていて、これは肌のハリなどに効果を発揮してくれる若返りのビタミンと呼ばれていて、抗酸化作用がありますから肌状態や老化にも嬉しい作用をしてくれます。
ボディーメイキングのプロで、スーパーフードアカデミーの校長でもある森弘子さんも、お米ではなくさつまいもを食べることを勧めていますが、個人的にも、炭水化物をさつまいから摂取したりします。
噛みごたえがあり、腹持ちも良いので、意外と気に入って食べていますが、食物繊維が豊富なので、確かに便秘にはなりませんし、お通じもさつまいもを食べたときも快調に感じます!
どうしても野菜のビタミンCは熱に弱く、だからといって生野菜ばかりもそうそう沢山食べられないのですが、さつまいもなら加熱しても壊れにくいので、積極的に食べることで、食事からビタミンCをしっかりと摂取出来ますから、美肌にとっても、その他の体調不良にも嬉しい作用をしてくれます。
なんでも妊婦さんにとっては、この妊娠中に不足しがちなビタミンなどの栄養素が補えるので、さつまいもはオススメの食材になるようです。
先程書いたヤラピンが、どうしても妊娠中便秘になりやすい妊婦さんの体を応援してくれるんだとか!
ただ、妊婦が食べる場合、トキソプラズマ症に20倍感染しやすいといわれているので、土が付いている状態でないようにするため、よく洗って、食べ過ぎは太る元になるので量も多めに食べないようにするのがポイントになります!
さつまいもの一日の摂取量
いくら健康や美容効果があると言っても、なんでも食べ過ぎは害にもなります。
さつまいもの一日の摂取量ですが、お米よりはカロリーは低いですが、炭水化物&糖質が多いので、一日に200~300gほどの量のさつまいもを一本ほど食べるのが適量だと言われています。
妊婦さんでも、食べ過ぎは注意で、食べても2本までだと言われていますが、よく質問に、さつまいもを食べすぎると太りますかというものを見かけますが、他にも普通の食事をしっかりと摂取していて、さらにさつまいもを食べていて、運動もしていなければ当然摂取カロリーが多くなるので太ります。
例えば、旬の時期のさつまいもは本当に美味しいので毎日食べたいという方がいた場合、炭水化物をさつまいもだけにして、後はタンパク質や他の野菜などをしっかりと接種するという食べ方をすれば、激太りするほど太ることはないと考えられます。
すでに書いたとおり、個人的にも、運動をしっかりとしていても、お米などを食べず炭水化物をさつまいもに変更したりします。
しかもお昼か朝に一本か半分食べる程度です!
こうやって、カロリーバランスをコントロールしながら食べれば、太ることを気にすることはありません。
さつまいもの簡単レシピ
ここからはさつまいもの簡単なレシピをご紹介していきます。
基本的には個人的に食べるときにいつもやる調理方法は、オーブンで焼くです。
250度で30分(大きなものなら40分)ほど焼いて、その後しばらくオーブンに入れっぱなしにして食べやすくなったら取り出して食べるようにしています。
焼き立てを食べると熱すぎて口の中の皮がびろーんとしてしまうので、出来るだけ少し冷ますようにしています。
シンプルに食べることで、余計なカロリーは摂取しなくて済みます。
出来るだけ、カロリーオフしたいので、ここではシンプルな調理法のレシピをご紹介します!
● さつまいもの味噌汁
食べやすく切ったさつまいもを、だし汁の中で柔らかくなるまで煮て味噌を溶き入れ、器に盛って切ったネギを散らす!
好みで、厚揚げや、豚肉、その他好みの野菜を入れてもいいと思います。
● さつまいもチップス
さつまいもを皮ごとスライサーで切っていきます。
5分ほど水につけておき、オーブンを200度設定にして先に温めておきます。
水気を切って水分を拭き取り、良質な油(オリーブオイルやひまわりオイルなど)適量と和えてオーブンシートに広げていきます。
オーブンで7分半焼いてその後は放置、乾燥させたら塩を振って食べます。
● さつまいものポタージュ
材料・・・さつまいも1本(200~300g) 水・牛乳各300cc
コンソメ一個 塩コショウ適量
さつまいもは皮ごと食べやすい大きさに切って水に5~10分つけておく、アクを取り除くためです。
鍋に水とさつまいもをいれて柔らかくなるまで煮ます。
コンソメを加え溶かしていき、これをミキサーにかけます。
鍋に戻して、牛乳を加えて煮立たせないようにします。
最後に塩コショウで味を整える。
出来るだけヘルシーでシンプルに作れるレシピをご紹介しましたが、他には蒸して食べるという方法もあります!
今回はさつまいもの美容効果や一日の摂取量、そして簡単でヘルシーなレシピをご紹介しました!