甘酒の作り方はヨーグルトメーカーが安くて簡単♪
健康&美容にも最適といわれている甘酒の作り方や、ヨーグルトメーカーなどについてまとめていきます!
1 甘酒の歴史
2 甘酒の種類は?酒粕と米麹の違いは?
3 甘酒の健康&美容効果
4 甘酒の作り方&ヨーグルトメーカーについて
檀れいだけでなく、女優の永作博美も飲んでいるということで、美容マニアから注目されている&摂取されている甘酒の効能などについて、詳しくまとめていきたいと思います。
甘酒の歴史
現代に受け継がれてきた甘酒の紀元は、古墳時代に遡るといわれています。
日本書紀に、甘酒の紀元とされる「天甜酒(あまのたむざけ)に関係する記述があるのです。
甘酒は、一夜酒、醴酒(こざけ・こさけ・・・濃い酒の意味)と呼ばれ、天甜酒はアルコール分が少なくて甘酸っぱい、どぶろくのようなドロッとした飲み物だったのです。
平安時代には貴族が真夏に冷やして飲んでいたのです。
一般に売られるようになったのは室町時代で、平安時代には中国から醸(れい)と呼ばれるお酒が日本へ伝わってきて、貴族の間でお酒を飲む習慣が始まり、様々な種類のお酒が飲まれるようになりました。
当時作られていたお酒は、麹を糖化した甘いもので、現在の日本酒とは違っていたといいます。
これが進化してアルコール分が含まない甘酒になったと言われています。
江戸時代になると、栄養が豊富な甘酒は、体力を回復させるために非常に効果の高い、夏の栄養ドリンクとして、夏になると風物詩となっていました。
この時代、夏バテにはお金持ちは鰻、庶民は甘酒が夏の定番だったといいます。
冬になると酒粕が多く出回るため、この時期から酒粕を使った甘酒を冬によく飲まれるようになったという話もあるようです!
江戸幕府は、庶民が誰でも飲めるようにと、甘酒の値段を最高で4文に制限していたそうですが、4文は2016年現在の価格で66円になります。
この時代、甘酒は武士の内職として作られていた面もあったようです。
海外では、ジャパニーズヨーグルトと呼ばれて販売されていて、飲む点滴とも呼ばれるほど栄養価が非常に優れていることでも知られています!
甘酒は味噌やヨーグルト、納豆などと同じ、発酵させて作られる日本の伝統的な食品になります。
甘酒の種類は?米麹と酒粕の違いは?
甘酒は日本各地で様々な作り方がされてきたのですが、種類が色々とありますので、分かりやすくご紹介していきましょう!
まず、米麹&米&水で発酵させる方法と、酒粕を使って作る方法、米麹と水だけを発酵させる3つの方法があります。
米を使って作る方法は、炊いたお米をおかゆにし米麹と水を加え、55~60度ほどの温度を保って発酵させます。
「米麹です」
米麹と水も同じように60度設定の温度で発酵させて作ります。
酒粕を使った作り方は、お湯に溶いた酒粕に砂糖と、ひとつまみの塩を加えひと煮だちさせたものになります。
酒粕を使ったものはアルコール分が高いので、お酒に弱い方や、健康ドリンクとして飲みたいという方、お子様には米麹を使った甘酒のほうが良いです。
ちなみに酒粕は、日本酒を作るプロセスで生まれる発酵させたもろみから日本酒を絞って残った固形物で、米麹は蒸したお米に麹菌を散布して繁殖させた伝統的な発酵食品です。
ダイエットを意識しているのなら、米麹&水だけで作った甘酒のほうが自然な甘さでオススメです。
酒粕と作るときは、砂糖を使うので、痩せたいと考えているけれど、美容にいいと言われているから飲んでみたいと考えた場合、やはり米麹で作ったもののほうが良いと個人的には思います。
ただ、酒粕自体には、レジスタントプロテインという、タンパク質なのですが消化されにくく、体内の脂を捕まえて、体の外に排出してくれるので、この働きを考えれば、酒粕甘酒も、意外とダイエットや美容に良い成分でもあります。
そして、タンパク質&ビタミン、食物繊維が豊富であるという面から見ると、酒粕で作った甘酒のほうが勝ち!
酒粕で作った甘酒は、不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、これは水に溶けないので、胃や腸の中で水を吸収して膨らむ食物繊維になり、この働きで便のかさを増したり、腸内の蠕動運動を活発にしてくれる働きがあり、デトックス作用が高いといわれています。
不溶性食物繊維は発酵性があるので、腸内で発酵、分解されることで、ビフィズス菌といった善玉菌が増え腸内環境を整える働きがあります。
酒粕には、悪玉コレストロールを倒してくれる働きがあり、善玉コレストロールを増やし、体の中で全体のコレステロールのバランスを整える働きがあります。
どちらを選ぶかは、ご自身でいろいろと調べてみて選んでみたらいいと思いますが、檀れいは米麹&水派です!
甘酒の健康&美容効果
ここからは、甘酒の健康&美容効果についてまとめていきます!
まずは、甘酒の栄養から見ていきましょう。
カロリーは100gで81kcal、これは米麹、酒粕どちらで作っても同じです。
個人的には、米麹&水だけで作ったものがお気に入りです!
まずは健康効果から見ていきましょう。
甘酒には水分、糖分、塩分がバランス良く含まれていて、すでに書いたように、点滴と同じ成分で出来ています。
ビタミンB1、2、6、食物繊維、オリゴ糖、葉酸、アルギニン、グルタミン、システイン、アミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれています。
点滴とは栄養成分が似ているだけで、点滴自体が栄養豊富であるという考え方は間違いですから、ここは注意が必要となります!
点滴には種類があり、水分や栄養を補給する、薬剤投与、薬剤投与の備えのために行います。
一般的に行われる点滴の中身は水とナトリウムなどの電解質を加えたもので、後は症状によって内容が変わります。
ちなみに、ポカリスエットは、大塚製薬という製薬会社が、飲む点滴をコンセプトとして作ったものです!
ブドウ糖以外は、作り方に差異はないと言われています。
マクロビオティックでは、砂糖の代わりに甘酒を使って料理をすることもあります。
甘酒の健康効果は、次のようなものがあると言われています。
● 体に大切で必要だと考えられる栄養が豊富に含まれている
● 麹菌で作った甘酒には、アスペラチンが含まれていて、これには抗がん作用と免疫強化作用がある
● 美肌に作用するビタミンB群が豊富に含まれている
● オリゴ糖、善玉菌は腸内環境を整える
● ビタミンB群やブドウ糖は疲労回復作用がある
● パントテン酸とギャバという成分が精神安定に導いてくれるため、ストレスを解消してくれる作用
● 代謝に必要なビタミンB群が豊富に含まれているので、ダイエット作用がある
近年増えている精神疾患やパニック障害なども、甘酒の栄養素で改善できる可能性も高いと考えられています。
そして、甘酒の美容効果についてもまとめていきましょう。
麹菌が豊富に含まれている甘酒には、メラニンの生成を抑制する作用が高く、美白作用があります。
豊富なビタミンB群は、肌のターンオーバーを促してくれ、皮膚や粘膜を丈夫にし、肌細胞を活性化してくれるので美肌作用も高まります。
米由来のスフィンゴ脂質には肌の角質層の細胞同士をつなぎ合わせてお肌の潤いを保つ働きがあるので肌の潤いを保ち、シミの元になるメラニン色素のチロシナーゼの活性を抑えるので、紫外線を浴びたときにシミになりにくくします。
スフィンゴ脂質はセラミドになりますので、保湿作用は高いのです。
酒粕は体を温める作用があるので、寒い季節には良いですが、アルコール分があるので、すでに書いていますが、子供&お酒に弱い方は米麹を使った甘酒のほうがオススメです。
麹菌には、とにかく美容成分がたっぷりと含まれていて、アルブチンも含まれているので、抗酸化作用&美肌作用があります。
ただし、毎日普通に食事を摂取していて、一日に2度はお米などの炭水化物は欠かさないという方が、飲み続けたり、量を沢山飲んだりすると、太るリスクもあります。
檀れいも飲んでいるからと、真似する方もいるかもしれませんが、こちらの記事でまとめたように、彼女は体型維持をするために食事にもかなり気を配っています。
檀れいの美容法は甘酒に秘密があった!? - 40代からの美容を考えるブログ
確かに健康や美容に良いと言われていますが、それらのことも考慮に入れて日々取り入れるようにしないと、逆に太ったりするなどのリスクが出てきて、病気のリスクが高まってしまう場合もありますので、このあたりは飲む方がご自身で様々なことをコントロールしていくしかないと個人的には思います。
甘酒の作り方&ヨーグルトメーカーについて
甘酒は体に非常に効果的な作用があることは知っていても、意外と高いので、普段からしょっちゅう飲むことが難しいという方もいるかと思いますし、市販のものは、高熱加熱殺菌がされているものが多いので、酵素が死んでいるものもあります。
もし、市販品の甘酒を買うなら、マルクラの甘酒や、酵素が生きていると説明されているものを買うようにしてください。
麹菌の酵素の働きで、免疫強化や美白作用があるので、出来るだけこれらがきちんと働いているものを買う、選ぶことが大事なポイントになります!
まずは甘酒の作り方をご紹介していきます。
檀れいの美容法の記事でもご紹介しましたが、改めてこちらでもシェアしていきます!
材料・・・麹 200g 炊いたご飯 一合(約350g) 水 300cc
まずは、炊いたご飯をおかゆにします。
おかゆは50~60度くらいまで冷ましてから、麹を混ぜていき炊飯器の中に入れます!
ここへ、ひたひたの60度のお湯を注ぎます。
保温スイッチを入れて、蓋を開けたままふきんをかけ、温度が55~60度をキープするようにして5時間ほど置くと出来上がりです。
8~10時間置くという説明をしている書籍もありますが、個人的には、購入したヨーグルトメーカーに書いてある通り、60度設定で10時間で作りました!
写真は、出来上がりまで後3時間という数字になります!
米麹と水のみで作り、お米は使わず作ってみました!
そして、我が家には「麹レシピ」という書籍があり、おのみささんというイラストレーターで、麹料理研究家をされている女性が書いたものになります。
検索をすると、麹菌についていろいろと細かい情報がでてきますが、この書籍によると、50~60度で8~10時間置くと書かれています。
そして、麹の酵素は60度以上になると失活し、50度以下になると反応が鈍ると書かれています。
アンチエイジングの鬼さんというカイロプラクターをされている、化粧品会社も経営し、自ら自然派の化粧品の開発に力を入れている勝田小百合さんの書籍によると、甘酒を作るときは55~60度をキープして5時間位で出来上がりと書かれています。
そして、酵素は48度で働きが失われ、甘酒を甘くしてくれる分解酵素は55度で一番活性し、70度以上になると変性して完全に働きが失われますと、こちらの書籍では書かれています!
購入したヨーグルトメーカーで甘酒を作る方法には、次のように書かれています。
温度は60度で10時間で出来上がります!
70度以上で麹菌が作った酵素を死滅させなければ、甘酒は作ったあとも冷蔵庫に保存していても発酵していきます。
そうなると、次のような働きに変わっていきますので、注意が必要です!
甘酒⇒どぶろく⇒酢
空気中の菌が付着することで発酵が進んでいき、どぶろくになるには空気中に存在する、糖分が大好きな酵母菌が糖分をエサにしてアルコール発酵させるのです。
どぶろくになったものは、アルコールが大好きな酢酸菌によってさらに発酵が進み、酢になります。
ですから、甘酒を手作りした場合は、一週間で飲める量以外は、冷凍保存をしてください。
この方法なら酵素が生きたままになりますから、しっかりと甘酒の作用の恩恵を受け取ることが出来ます!
そして、麹菌は40度を超えるとそもそも死んでしまうとも言われていて、50~60度を保っているからといって麹菌が生き残っているということではなく、死んでしまい胞子の状態で残っていますという説もあります。
50~60度で生きて機能しているのは、麹菌が作った酵素になります!
甘酒作りで温度管理が必要な理由は、この酵素をよく働かせるためで、酵素が壊れないようにするためにやるのです!
我が家は、手作りすることにして、こちらのヨーグルトメーカーを購入しました!
甘酒を手作りしようと考えて、甘酒メーカーなども調べてみたのですが、なんだかお値段が高かったので、色々と調べてみたら、ヨーグルトメーカーでも十分に作ることが出来ると分かったので、こちらを購入しました!
値段も手頃で、楽天ポイントを使って購入したのですが、2980円(ポイント利用なのでゼロ円)でした!
とりあえず、購入して、届いたのは2016年10月23日で、翌日に仕込んで25日に出来上がった手作り甘酒を食べてみたのですが、出来たてよりも、冷蔵庫に入れて半日以上経ったもののほうが甘みが増していて味が良くなっていました。
最初だったので、水の量は米麹200gに対して400~800mlというレシピだったので、まずは400mlで作ってみたのですが、この水の量だとまさに食べる甘酒が出来上がりました!
次はもっと水を多めにして、800mlで作って、どんな状態になるのかまたシェアしますのでお楽しみにしていてください!
翌日には早速ヨーグルトも手作りしてみましたが、まろやかでとってもクリーミーでした!
以前は、近所の健康食品などを扱うお店で、マルクラの甘酒を買っていたのですが、やはり家族の分も含めて体に摂取するなら、断然手作りのほうが安上がりです!
しかも、自分で作ったという愛着感が、なんだかさらに効果をあげてくれるような気分になります!
なんでも自分でやってみて、手間暇かけたものは、なんだか愛おしく感じてしまいます!
ちなみに、もう随分前からぬか床も作っていますが、カブを漬けると本当に甘みが出た美味しいぬか漬けになります!
魚や肉をぬか漬けに漬けたこともありますが、これ、魚は魚用、肉は肉用と分けなければならず、冷蔵庫の中が大変なことになるので、現在は野菜のみを漬けています。
いろいろとやっていくと、心身ともになんだか健康で美容効果もアップする感じがして、人生が楽しくなってきました!
今回は、甘酒の歴史や種類、健康や美容効果、そして作り方や気をつけることなどなどをまとめていきました!