フランス人の美容法!パリジェンヌの美の秘密は?
フランス人の美容法が良いらしいという情報があるようです、一体どんなことをしているのかまとめていきます!
1 フランスの歴史と伝統的な美容
2 フランス人の美容法とは?
今回の記事では、フランス人の美容法についてまとめていきます!
個人的にもいつも考えていることがありますが、基本的な美容法は顔に何かを塗りたくったりすることではなく、食べるもの、内側から健康を作っていき、気持ちもハッピーでいることなどが深く関係していると思っています。
ですから、このブログで様々な芸能人などの美容法などをご紹介していますが、基本は食や運動、そして考え方などだというベースがしっかりとしている上で、これらの情報を参考にされてください!
そして、個人的に20代の頃からフランス映画を見たり、フランスについてのエッセイなどを好んで読んできた経験から理解してきたフランス人の美容法などなどを簡単にまとめていきます!
フランスの歴史と伝統的な美容
まずはフランスの歴史を簡単にご紹介しながら、伝統的にどんな美容を行ってきたのかも理解していきましょう!
フランスの政権の移り変わりをずらりと書いていきます。
● フランク王国
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● 西フランス王国
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● カペー朝誕生
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● ヴァロワ朝誕生
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● ブルボン朝誕生
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● フランス革命
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● 第一共和政
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● ナポレオン帝政
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● 復権王政
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● 7月王政
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● 第二共和政
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● 第二帝政
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● 第三共和政
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● 臨時政府・パリ・コミューン
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● 第四共和政
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● 第五共和政
5世紀に現在のフランスがある地へ侵入してきたゲルマン系が先祖のフランス人はフランク王国にヨーロッパ統一をした後、10世紀にカペー朝のもと、フランス王国が成立しました!
14世紀になると黒死病が大流行し、ジャンヌ・ダルクが活躍した100年戦争が起こりました!
黒死病とはペストとも呼ばれていて、人の体にペスト菌が入ることで発症する感染病です!
罹患すると皮膚が黒くなるので黒死病とも呼ばれています。
しかも、14世紀に流行したときには、4億5000万人だった世界人口を3億5000人にまで減少させたことはよく知られている話です!
16世紀になると、フランス人同士の間で宗教の内戦が起こり、これはユグノー戦争と名付けられています。
18世紀になるとマリー・アントワネットが処刑されたフランス革命が起こり、フランス人たちの間で混乱が起きている中、ナポレオンが政権を握りました!
そして、周辺国と戦争を起こしたナポレオンは敗戦してしまい、流刑地で最後を迎えました。
第一次世界大戦と第二次世界大戦では戦勝国となったものの、フランス自体が戦場となったため大規模な爪痕を残すことになりました!
戦後の1946年10月になると第四共和政憲法が成立、翌年の1月16日から第四共和政に移行しています。
多くの国を植民地にしたフランス人ですが、この時代に限界が訪れ、1960年にはほとんどの国が独立をしました!
1959年に、第五共和政へ移行、2012年から社会党のフランソワ・オランド氏が大統領となっています!
それでは、フランス人の伝統的な美容法は一体どんなものがあるのかご紹介していきましょう!
え、まさかと思うかもしれませんが、フランス人の伝統的な美容法のひとつに、髪や顔を毎日洗わないというものがあります。
髪は週に2~3回程度しか洗わないのですが、理由はやはり気候が違うことです。
フランス人が暮らすフランスでも、日本同様に四季がありますが、日本と違い空気が乾燥しているのです。
そのため、日本で暮らす私達よりも髪がべとつきにくく、毎日洗う必要がないことと、さらにこの国の水は硬水なので、毎日顔や髪を洗うとダメージを受けやすいことが理由になります。
さらに、フランス人の女性たちは老いを怖れず、素直に受け入れながら年齢を重ねるごとに魅力的な女性になるようにとにかく人生を楽しむことをモットーにしています。
そう、フランス人にとって人生は楽しむためにある、だからこそいくつになっても恋をしたり、美味しいものを楽しみながら食べ、日々お洒落をして自分を大事にする。
こういった積み重ねが、伝統的なフランス人の美容法になるようです。
さらに、伝統的なスパ療法というものがあり、テルマリズムという温泉療養地があり、この国ではこの療法を受けるのに健康保険が適用されるという驚きの事実があるのです。
一年間に連続して3週間ほどのテルマリズムが医療保険で認められていて、宿泊費だけは個人負担ですが、交通費と治療費は負担してくれるのです!
そして、フランス人だけでなくヨーロッパでは「温泉」といえば飲料だという認識があるので、これを飲んで健康や美容法としているのです!
これらの詳しい情報は、次の美容法の章でご紹介していきます。
フランス人は、伝統的なこのような美容法を行ってきています!
フランス人の美容法は?
古くから美といえばヨーロッパ、中でもフランス人たちが牽引してきた面がありますが、この国の人達の美容法は現代ではどのようなものが主流となっているのでしょうか?
すでに書いたように、フランス人は顔をあまり水で洗いません。
拭き取り化粧水などでお手入れをしたり、水をスプレーし、さっと拭く程度なのです!
他には次のような美容法を行っています!
● 温泉療法
● 日光浴をする
● 毎日運動を行なう
● ダイエットをしないで、食事でコントロールする
● 体のメンテナンスを怠らない
● 質の良い食事をする&マルシェでお買い物
● オリーブオイルを使ったり、残りものでパックをしたりする
● ファンデーションを使わない&メイクはシンプル
● オーガニックコスメを積極的に使う
● 保湿はするけれど、化粧品を使いすぎない
● 常に大事にするのは夫や子供など周囲の人ではなく自分
● こまめに水分補給をする
● ヴァカンスを楽しむ
● 働きすぎない
● 年齢を気にせず人生を楽しむ
● 自分の体と向き合い、しっかりとケアをする
● 膣ケアや、デリケートゾーンのお手入れをする
● 本などを読んだり、知的な活動をして教養を身につける
● 自分の住む部屋をDIYで作っていく
● 女であることをいくつになっても楽しむ
他にもいろいろとフランス人の美容法はあるようですが、大まかに分けるとこのようなものが一般的であるといわれています。
先程ご紹介した温泉療法ですが、天然のミネラルウォーターの温泉の力を使って、専門の医師がいるスパに泊まり込み、医師の指導の元、一人ひとりに最適なメニューを実践します。
フランス人はこのスパに1~3週間滞在したり、日帰りや1日コースなどを利用して健康や美容法として上手に活用しているのです!
しかも温泉施設は100箇所以上あり、日本で有名なアベンヌウォーターが採れるアベンヌは、世界各国から皮膚治療に人々が訪れるのです。
温泉水の効能についてご紹介しておきましょう!
● 消化器系の炎症
● 便秘解消
● イライラや高ぶった気持ちをしずめる
飲泉によって効果は様々です!
日本人は日光浴なんて紫外線を浴びて肌にダメージを受けさせるから厳禁と考える傾向が高いですが、フランス人は毎日太陽に顔を向けて日光浴をする人が多いんだとか!
自然の力を体に浴び、紫外線を怖れないという面があるのです!
日本の整体師も、1日10~15分は骨や体や精神のために日光浴をするのはおすすめと話していますし、個人的にジョギング歴20年ですが、太陽の光を浴びることは悪いものではないと経験からもそう思います。
さまざまな考え方や美容法が世の中にはありますので、一つの考えであると思って情報を受け取ってください!
そして、これは筋トレ歴30年近い家族から聞いた話しですが、ヨーロッパ全般ではジムが流行しないそうです。
フランス人たちは、わざわざジムに通って運動をするという習慣がなく、普段からよく歩いたり、階段を使ったりするようにして体を動かすことで運動の代わりにしているのです。
フィットネスが大流行しているのはアメリカですが、ヨーロッパ&フランス人の間では、どうもフィットネスは好まれないようです。
食事の質を変えて、砂糖やパンを控えればすぐに体を絞ることが出来るということで、とにかく日常でよく歩き、わざわざ運動する時間を作るような生き方は選んでいないのです。
野菜、タンパク質、果物をしっかりと食べ、炭水化物も我慢はしません。
ですから我慢して食欲が爆発するということがなく、常に体型を意識して生きることと、加工食品ではなく、新鮮な野菜や肉や魚、チーズなどを食べています。
ワインも楽しみ、シャンパンも愛していますが、その分水分はしっかりと摂取するようにしています。
そして、食事に使う食材は使う分だけ量り売りのマルシェで新鮮なものを自分で選んで購入します!
自己責任で食材を選ぶという意識も、美容法になっていると個人的には感じますが、あなたはどう思いますか?
オリーブオイルを使ってメイクを落としたり、化粧品代わりに使ったりしてお肌のお手入れをしたり、すりおろしたりんごの水分を別の容器に入れてこれでパックをしたり、はちみつを塗ったりと、食べられるものや残りものなどを上手に活用して肌の手入れをしたりします。
ファンデーションを使わない人が多く、メイクをするときはアイラインとマスカラ、ルージュくらいで、特別な日にアイシャドウをする程度だといいます。
朝からバッチリメイクで決めている日本人からしたら、驚きの美容法になります!
近年、アンチエイジングが叫ばれるようになり、ファンデーションを使わなくてい肌になろうという活動も盛んな日本ですが、まだまだファンデーションなしでメイクを完成させている人は少ないのが現状だと思います。
個人的に周囲にも、すっぴんで過ごす人もいますが、しっかりとファンデーションからメイクを作って綺麗にしている人のほうが多いです!
フランス人は、美容法で化粧品を使う場合、オーガニックを選ぶ傾向が高く、肌に付けるものには敏感になっているようです。
さらに、日本人のように働きすぎることはなく、忙しい日常の中で自分をまずは大事にし、家族と過ごす時間を大切にしていて、子供ともある程度の距離感を持って接し、非常に可愛がる一方、ベビーシッターサービスなどを使って子供を預け、パートナーとデートを楽しんだり、家族とヴァカンスを楽しみ人生を謳歌しています!
年齢を気にせず、年を重ねることはビンテージワインのように成熟しているんだと考え、前向きに捉えているのです。
いくつになってもお洒落を楽しみ、洋服はシンプルでたくさん持たないけれど、その人らしさを上手に作り出すことに長けているのです!
そして、意外と驚きの美容法に、フランス人はデリケートゾーンのお手入れをしっかりと行なうだけでなく、膣ケアも熱心にやるのです。
日本では、膣をケアするという考えは一般的ではないし、美容法としてこれらの話を友人たちとするようなことはありませんが、フランス人は母親が娘に膣ケアなどを教えてくれるそうです。
ここはバイキンが溜まりやすい場所、若い世代だとオリモノの量も多く、これが陰毛などに付くと粘性があるので匂いの元になりやすいのです。
パリジェンヌの間では、膣専用のケア用品を使って洗うのは当たり前!
さらに、月経後にはピデで月経血を洗います!
膣の内部も指を使って丁寧に洗い、自分の体と向き合い、大切にすることを母親から教えてもらうのです!
膣の潤いはそのまま美容に直結すると考えていて、顔の艶に影響を及ぼすという考え方を持っています。
実際に、膣の潤いは美容に関係があるという説もありますが、若さや生命力の証になると言われています。
粘膜が少なくなったり、膣乾燥が起こるのは生殖器の老化です。
膣には自浄作用があるので、洗浄力の高い石鹸でこの中を洗うのはご法度です!
この中はバイキンが入らないようにPH(酸)調整がされていますので、中まで洗ってしまうと膣炎などを引き起こす場合がありますので注意が必要です!
普段洗うのは陰毛のあるデリケートゾーンで、次の順番で洗っていきます。
陰毛(引っ張って抜ける毛は取り除く)を洗う⇒陰核⇒性器部分⇒会陰部分⇒肛門
この順番で綺麗に洗っていきましょう!
フランス人は教養を身につけることを楽しんでいます!
本もよく読み、展覧会や美術館などにも足を運んで自分の中の美意識を高める活動を行っています!
さまざまな意識を取り入れながら、狭い範囲で物事を考えて大事な人生を悩み事でいっぱいにして過ごさないようにするためにも、教養は大切だと個人的にも思います。
生活自体も、自分たちでDIYをして手作りし、自分のセンスで部屋を作っていくのもある意味美容法の一つになると考えられます!
あるフランスに住んでいた作家が書いたエッセイには、隣に越してきた若いカップルがミシンを借りに来たそうですが、なんと裁縫を習ったことがないのに、いきなりカーテン作りを始めたと書かれていて、へえと感心したことをよく覚えていますが、こういった意識も美容法になり、大事なポイントになるのだろうとそのとき強く感じました。
やはり美容法として王道なのは、女性であることを楽しむことです!
もういくつだからと諦めムードになってしまっては、生き生きとした美しさが出てこなくなってしまいます。
せっかく女性として生まれてきたのなら、それを思いっきり楽しんで、年齢を言い訳にせず、美容法を試しつつ、最後まで楽しんで生きるフランス人の女性の生き方を参考にするのは、「わたしなんて・・・」と考えがちな日本人にとっては、現状打破のポイントになるのではないでしょうか?
それではまとめ!
● 女性であることを楽しむ
● 質の良い食事を食べる
● 人生は楽しむためにあると考え行動する
● よく歩いたり動く
● 働きすぎず、まずは自分を大事にする
● メイクは控えめ
● 顔を洗わない
● ボディーケアは欠かさない
● 膣ケアをして自分の体を普段から大切にし意識する
そして、この国の人はお財布の紐が非常に固いと読んできたエッセイなどに書かれていて、洋服もたとえTシャツであろうとも、必ず試着して客観的に自分を見て似合うかを厳しくチェックして、それでも買わないというほど徹底しているといいます。
必要なものにはお金を出し惜しみしませんが、こういった面で美意識が高いのも魅力の一つなんだろうなと、エッセイを読みながら強く感じたのでシェアしておきます!
今回は、フランス人の美容法について、個人的にも様々なエッセイを読んできた経験から情報をシェアしていきました!