ファイトケミカルとは?効果やスープの作り方も♪
ファイトケミカルとはいった何でしょうか?効果やスープの作り方などもシェアしていきます!
1 ファイトケミカルとは?
2 ファイトケミカルの効果は?
3 ファイトケミカルスープの作り方
4ファイトケミカルのサプリメントは?
5 ファイトケミカルは癌に効くのか?
6 ファイトケミカルスープを作って食べてみた個人的感想
2017年4月現在、なにやら日本ではファイトケミカルというものが流行しているようです!
健康や美容に、ファイトケミカルはどのような作用を及ぼすのか、情報をまとめていきたいと思います!
ファイトケミカルとは?
まずは、あまり聞き慣れないファイトケミカルとは一体なにかをご紹介していきます!
植物に含まれる科学物質のことを、ファイトケミカルと呼びます。
健康で長寿を目指している人にとっては注目の成分で、抗酸化作用や免疫力をアップしてくれる嬉しい物質になります。
お茶やハーブ、野菜や果物、豆類、イモ類、海藻などの植物性食品の中のアクや色素、香りから見つかった化学物質が、ファイトケミカルになります。
これが健康に役立つのではないかということで、現在研究が続けられているのです!
自分で快適な場所に移動出来る動物と違い、植物は過酷な環境から動くことが出来ません!
そのため、動物とは違う防衛能力を授かっています。
雨風や、強い紫外線にさらされる植物には、酸化を防ぐ抗酸化力や、抗菌力を持っていて、動物や害虫からも逃げられない植物は、これらの生き物をニオイをだして遠ざけたりと、身を守るために自ら作り出した香りや辛味、苦味や色素などが、ファイトケミカルと呼ばれる物質になります!
ちなみに、人間にはファイトケミカルを作ることは出来ません。
ですが、植物が持つファイトケミカルを食べることで、免疫力や抗酸化力をアップさせることが出来るのです!
これまで、植物は2つの機能を持っていると考えられてきました。
● 栄養機能・・・栄養素を補給して体の健康の維持をする
● 感覚機能・・・歯ごたえや香り、色や味で美味しさを感じる
ですが、近年の研究で、もう一つの機能があることが分かりました。
● 生体調節機能・・・体のリズムバランスを整え、病気予防に役立つ
赤ワインに含まれているポリフェノールも、ファイトケミカルになります!
他には、緑茶に含まれるカテキンや、人参やかぼちゃに含まれるカロテン類、大豆に含まれるフラボノイドなど、現在発見されているファイトケミカルは約1500種類だと言われていますが、分子構造を元に推測される種類は一万以上あると言われています。
植物には、人間の体を守る力が宿っていることが分かってきて、病気や老化の予防をしてくれたり、治療にもなるのです。
ファイトケミカルは、大きく分けると次の5種類に分類されます。
● カロテノイド系
● ポリフェノール系
● イオウ化合物系
● グルカン類
● テンペル類
御存知の通り、健康や美容に良い作用があるのは、毎日の食事だと考えられています。
ファイトケミカルは、植物自身が生き抜くために存在している植物の知恵なのです!
中でも一番注目されているのが、植物の抗酸化作用です!
健康だけでなく、アンチエイジングにも作用してくれる嬉しい成分ですが、生命を若々しく維持するということで、注目を集めているのがファイトケミカルなのです!
ポリフェノールやカロテノイドが代表的なファイトケミカルになりますが、イソチオシアネートも注目されています。
ポリフェノールは赤ワインやお茶に含まれるカテキン、ブルーベリーなどに含まれている成分で、カロテノイドは緑黄色野菜に多い成分です。
イソチオシアネートはわさびや大根などの辛味成分で、こちらは抗酸化というよりも、肝臓や消化管の解毒酵素を活性化するのが特徴になりますので、デトックスに作用すると考えられるようです!
カロテノイドは脂溶性の抗酸化物質で、ポリフェノールは水溶性、この2つがセットになって体内で働いているので、この2つをバランス良く摂取することは、健康や美容に大きな作用を及ぼすことが分かっています。
実は、現在のところ(この記事をまとめているのは、2017年4月11日のてんびん座満月)、体内でファイトケミカルがどれだけ作用しているのかを測定するのは難しいと言われています。
試験管の中で複数の成分の相乗効果が認められたとしても、体内で同じような作用があるのかは分からないので、現在のところ、ひとつひとつの成分の抗酸化力を測定していく方向でしか研究が進められていません。
アメリカでは、ORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)という指標が使われていますが、これは活性酸素吸収能力という指標になります。
ORACは、抗酸化力を調べるときに、体内にある活性酸素の消去作用を評価して数値化するもので今の時点では、とても優れた方法だと考えられています。
ファイトケミカルは、たんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミンやミネラルと違って身体機能の維持に関して必須の栄養素ではないので、欠乏症の心配はない栄養素になります。
植物からしか摂取できず、すでに書いたとおり人間の体内で作りだせませんから、食べ物かサプリメントから補う必要があります。
より細かく、ファイトケミカルの種類を見ていきましょう。
ファイトケミカルの効果は?
~ポリフェノール系~
● アントシアニン・・・世界中に1000種類存在している、ポリフェノールの一種の青紫色の天然色素で、ブルーベリー、カシス、ビルベリーなどで、ほとんどが高い抗酸化力を持っています
● レスベラトロール・・・サンタベリー、ブドウに多く含まれていて、ポリフェノールの一種、こちらも強力な抗酸化力があります。
長寿遺伝子と呼ばれているサーチュイン遺伝子を活性化させるので、遺伝子レベルの細胞の生まれ変わりが期待出来、アンチエイジングや美肌作用があります
● イソフラボン・・・大豆や大豆加工食品に多く含まれていて、ポリフェノールのフラボノイド系の色素成分
● リグナン・・・ポリフェノールの一種で、ごまに含まれているゴマグリナンや、亜麻仁に含まれる亜麻仁リグナンがよく知られています。
イソフラボンとリグナンは、女性ホルモン様物質として働くので更年期障害に良いといわれています
● ヘスペリジン・・・こちらもポリフェノールの一種で、柑橘類の皮や筋に多く含まれていて、ビタミンPとも呼ばれている、血流改善に良いと考えられる成分です
● クルクミン・・・ポリフェノールの一種、ウコンなどの黄色い色素成分で、強力な抗酸化力を持ち、アルコール分解のサポート、胃腸の働きを助けます
● カテキン・・・ポリフェノールの一種で緑茶や紅茶の渋み成分、強力な抗酸化力を持ち、脂肪の吸収を抑制し、抗菌、抗アレルギー、生活習慣病を予防する
● タンニン・・・木の葉、樹脂、木の幹に含まれるポリフェノールの一種、収れん作用があるので毛穴を引き締めます
~カロテノイド系~
● リコピン・・・カロテノイドの一種で、トマトやすいかに多く含まれる赤色のカロテノイドで、抗酸化作用が高く、血管の血栓を除去し、血流を改善させる
● アスタキサンチン・・・カロテノイドの一種、えびやいくら、鮭などに含まれる赤色の自然色素、強力な抗酸化力を持ち、脳や網膜などの、栄養が行きにくい場所にまで働きかける力を持っています
● ゼアキサンチン・・・カロテノイドの一種で、パプリカやほうれん草、卵黄などに多く含まれている色素成分で、水晶体や網膜の中心にある黄斑部(おうはんぶ=網膜の中心部で、光を細胞の視細胞が密集している場所)にルティンとともに存在し、光のダメージから守ってくれます
● ルティン・・・カロテノイドの一種、マリーゴールド花弁、緑黄色野菜に多く含まれていて、皮膚や水晶体、黄班部、大腸に存在しています。
ルティンは、紫外線や有害な青い光を吸収する働きがあり、目の健康に関わっています。
~ 香辛成分~
● スルフォラファン・・・ブロッコリーの新芽のブロッコリースプラウトに多く含まれていて、強力な抗酸化力を持っています。
肝機能を高め、シミやくすみの原因になる物質の働きを抑制し、これらの肌トラブルを改善します。
● アイリン・アリシン・・・この2つは、イオウ化合物の一種で、にんにくやネギなどの野菜に含まれています。
強力な抗酸化力を持ち、糖の代謝を促し疲労回復作用のあるビタミンB1の作用を持続させてくれます
● カプサイシン・・・とうがらしに多く含まれる辛味成分で、体温をあげ、エネルギー代謝を高め、脳からアドレナリンを分泌させてくれます
● ジンゲロール・・・生姜の中に含まれる辛味成分で、加熱するとショウガオールに変化してしまいます。
金時生姜に多く含まれていて、抗酸化作用、血管拡張作用があります。
● ラズベリーケトン・・・ラズベリーに含まれる香気成分、カプサイシンと似た構造を持っている栄養素で、脂肪燃焼作用があり、毛母細胞を増やす働きがあるので育毛に効果が期待出来ます
~その他のファイトケミカル~
● GABA・・・玄米や味噌に含まれるアミノ酸の一種、脳の中に多く存在していて脳内の興奮状態を抑制させたり、アルファ波を増加させる働きがあり、ストレスを緩和する
● ナットウキナーゼ・・・酵素の一種で、納豆に含まれていて、血栓を溶かす作用、血流改善が期待出来、脳梗塞や動脈硬化などの血栓が関係している病気の改善に良い
● ギンコライド・・・イチョウ葉エキスの成分で、強力な抗酸化力を持っています。
血流改善に作用するので、脳細胞の健康維持に役立つ
● テアニン・・・紅茶や緑茶に含まれるアミノ酸の一種で、アルファ波を増加させるので、リラック作用があります
● サポニン・・・植物に含まれる配糖体の一種で、大豆や高麗人参、田七人参などのマメ科の植物に多く含まれています。
渋みや苦味があり、コレステロールを低下させ、自然治癒力を高め、血栓を溶かし、生活習慣病の予防や血流改善に役立つ
● βーグルカン・・・アガリクスなどのきのこ類に多く含まれている食物繊維の一種で、免疫力を高める作用が注目をされています。
● クロロフィル(葉緑素)・・・緑色の天然色素で、強い抗酸化力を持っていて、DNAの酸化を防いだり、コレステロールを抑える働きがあります
● フコイダン・・・もずく、めかぶ、昆布などの海藻類に多く含まれている多糖類の一種で、海藻の表面を覆っていて、免疫力を向上させます
ファイトケミカルスープの作り方
注目を集めているファイトケミカルですが、スープの作り方がありますので、そちらの情報もシェアしていきます!
まずは材料からですが、次の4種類を使います。
● キャベツ・・・100g
● 玉ねぎ・・・100g
● 人参・・・100g
● かぼちゃ・・・100g
それぞれを食べやすい大きさに切り、野菜と水1000mlを鍋に入れ沸騰させて中火にし20~30分煮るだけです(最初に強火で煮たほうが、ファイトケミカルの成分がスープにたっぷりと溶けます)!
このスープを空腹時に飲むのが効果的で、朝起きたとき、食事前などに一回200ml飲むと良いそうです!
冬は温かいスープで、夏は冷蔵庫で冷やしても良く、慣れてくればスープと一緒に野菜を食べてもいいそうです。
野菜は別に取り出し、味噌汁の具にしてもよく、面倒な方はまとめて作って、冷凍しておくと便利です。
野菜を500gずつ用意して作ればかなり大量に出来ます、そして、弱火だとなんだか味が薄すぎるという方は、グツグツと煮こぼれない程度の火加減でスープを作るのもおすすめ!
健康維持のためなら、一日1~2回空腹時に、免疫力を高めたい人は一日3~4回、メタボリック症候群が気になる、ダイエットしたい方は一日2~3回ほど飲むと効果的だと言われています。
味付けは一切しません、野菜からで出た旨味成分だけを味わいましょう!
このファイトケミカルスープは、麻布医院長で、ハーバード大学医学部内科元准教授の高橋弘氏が考案した、「ハーバード式野菜スープ」になります!
ファイトケミカルスープの効果は次のようなものがあります。
● 風邪や癌予防
● 若返り
● 免疫強化
● 生活習慣病などの改善
● その他さまざまな病気の改善
ファイトケミカルスープを飲んだ患者を2週間後に検査した結果、白血球の数が平均で43%増えたのです。
白血球はがん細胞と戦う力を持っているのですが、この検査では、飲むのを辞めた人はすぐに白血球の数が激減し、また飲み始めたら増えたそうです!
ファイトケミカルスープを作るときのポイントもご紹介していおきましょう。
まずは最初に玉ねぎから切りましょう、出来ればみじん切りにしてください!
理由は、玉ねぎの血液をサラサラにする作用は、切って15分経ったときが最大限に発揮されるのです。
ですから最初に切っておいて、少しでも効果を高めて作るようにします。
煮るときには重ね煮にしますので、まずは陰の作用の強いキャベツを鍋に入れ、次にかぼちゃ、その次に玉ねぎ、最後に人参を重ねて入れていきます。
ファイトケミカルは植物にある栄養素だから、こんな面倒なスープを作るよりも、サラダなどで直接野菜を食べればいいんじゃないのと思う方もいるかと思いますが、ファイトケミカルは植物の細胞の中にあるので、細胞膜や細胞壁に守られているのです!
ですから、そのまま野菜を食べても効率よく摂取できないので、ファイトケミカルスープを手作りして日々飲むことが大事なんだとか!
なぜなら、ファイトケミカルは熱を加えることで、細胞膜や細胞壁から出てきてくれるからです。
植物が、自らの身を守るために進化してきたことで作り出されているファイトケミカルを効率よく摂取するのなら、スープにするのが手軽で手堅いのです!
ちなみに、生野菜ジュースと、このファイトケミカルスープを比べると、こちらのほうが10~100倍の抗酸化作用があるのです!
基本的には、野菜から出たエキスのみを飲むのですが、好みで味付けをしてもいいようですが、出来れば野菜本来の甘さを味わえるように塩すらも加えないほうがいいと言われています。
そして、酵素食という食べ方があり、こちらの情報によると、キャベツを発酵させることで、大変な若返り効果があると言われていますので、せっかくですから、違う面から野菜の効果について情報をシェアしていきたいと思います。
要するに、キャベツのザワークラフトのジュースバージョンと考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
個人的にも作って飲んだことがありますが、味はまずくはありませんが、飲みやすいともいえませんでした。
これは、アメリカの酵素食(リビングフード)の学校で、必ず教えられるという酵素ドリンクで、若返り効果がすごいといわれる、伝説の飲み物になります!
アメリカでは、キャベツだけではなく、小麦やライ麦、オーツなどを発酵させたものを使っていて、なんでもこれらの野菜などを発酵させて作ったリジュベラックで植物性乳酸菌飲料を作ることで、白髪をなくす作用もあると言われています!
ちなみに、キャベツの酵素ジュースの効果は次のようなものがあると言われています。
● ビタミンCが肌の美白をしてくれる
● ビタミンUが胃腸の粘膜の新陳代謝のアップをする
● 植物性乳酸菌で腸内環境を整える
● ビタミンUの抗酸化性、ビタミンCの免疫力強化によってアンチエイジング作用がある
● がん予防効果
● 骨粗鬆症の予防
アンチエイジングにもってこいという「キャベツのリジュラベック」です、せっかくなので作り方もシェアしておきますので、ファイトケミカルスープを作るよりも簡単ですから、興味のある方は作ってみてはいかがでしょうか?
以前作ったものです↓
材料はキャベツ(無農薬)1/2個とミネラルウォーター900mlだけです!
よく洗ったキャベツとミネラルウォーターをミキサーに入れてかけ、それを煮沸消毒した瓶に入れて3日間待ちます。
瓶にはラップを被せておきましょう。
酸っぱい匂いがしていたら成功です!ガーゼなどで濾して、瓶に入れて冷蔵庫保存し、3日以内に飲みきってください!
そして、味がどうも駄目だという方は、化粧水として使ったり、料理に使うという方法もあります。
詳しいことは、ベジタリアン料理研究家のいとうゆきさんの著書などをご覧ください。
個人的には嫌いじゃありませんでした、また作ってみようかなと思います!
そして、ファイトケミカルスープは毎日飲むように推奨されているようですが、アーユルベーダの観点から見ると、毎日同じものを食べるのはおすすめ出来ないのです。
体は、そのときの状態に応じて、必要とする味や食べ物を求めますが、体の声を無視して、健康にいいから、体にいいからといって、同じものを毎日食べ続けると心や体にストレスを与えてしまいます。
そして、体質や体のバランスは人によって違います、ここを無視して、一律的な情報を鵜呑みにしてしまうことも、避けたほうがいいとは思います。
世の中には、食べ方についていろいろな考えがあります。
例えば、私のように日々筋トレや有酸素運動などを取り入れている人にとっては、体作りにはどんな食べ方がいいのかといった情報が必要となります。
病気の人は、それを治すためにどのような食事を摂取すればいいかといった情報を求めるでしょう。
このように、人によって必要としている情報、さらに体質や日々の暮らし方の違いで食べたいものや必要な栄養素は変わってしまいます。
このことを忘れずに、情報を取り扱いながら、自分の体にも聞きつつ、上手に活用していくようにしてください!
ファイトケミカルのサプリメントは?
なかなかファイトケミカルを摂取するのが難しい、スープの手作りなんて出来ないし、野菜も食べたほうがいいのは分かっているんだけど、仕事が忙しくて外食が多いのだけれど、ファイトケミカル摂取できるサプリメントはない?
という方のために、有名なもので、手軽にファイトケミカルが摂取できるサプリメントをご紹介していきましょう。
● ブルーベリー
● 青汁
● ファイトケミカルエキス
ファイトケミカルエキス|麻布医院【麻布医院 【株式会社ウィンチェスター研究所】|東京都港区麻布十番
これらが一般的によく見かけるファイトケミカルのサプリメントになるかと思いますが、個人的に摂取するとしたらこの3つを考えると思います。
そして、普段から積極的に緑茶やハーブティーを飲むようにするのも対策になるかと思います。
ファイトケミカルのサプリメントは、まさに食材の数だけありそうな勢いなので、どんなものの栄養素を摂取したいか具体的にあなた自身がどう思っているのか、体質や体調はどうかをはっきりとさせ、何を選ぶのかを決めていかれると良いのではないかと思います。
高橋弘氏が作った、ファイトケミカルエキスが一番手軽かなと思います。
ファイトケミカルは癌に効くのか?
ここからは、ファイトケミカルは癌に効くのかという情報をまとめていきましょう。
ファイトケミカルスープのところでも情報をシェアしたように、癌と戦う白血球の数が、ファイトケミカルスープを飲むと43%も増加したということで、癌と戦う力を持っていることは研究結果で証明されています。
次の作用があります。
● 抗酸化作用
● 免疫力強化作用
● 発がん物質の抑制作用
御存知の通り、活性酸素は癌の原因となっています、高い抗酸化作用のあるファイトケミカルを摂取することは、癌を予防&抑制&治療する作用があるのです。
しかも、緑黄色野菜に比べると淡色野菜は栄養価が低いと言われていますが、実は白菜に含まれるグルコブラシシンには、癌に対してアポトーシス(細胞死、自殺)させる作用があることが分かっています。
白菜なら、鍋や漬物で簡単に摂取できます、アイデア次第でファイトケミカルを摂取することはそれほど難しいことではないので、身近な野菜を上手に摂取して、癌を遠ざける生活を身につけたほうが良いようです。
ちなみに、トマトを一日3個食べると、前立腺がんを防ぐことが出来るそうです!
個人的な話になりますが、私が20代のときに母親を癌で亡くした経験を持っています。
ファイトケミカルを食べる習慣も当時なかった20年(2017年から辿って・・・)も前の話しです、母親はあまり食事を食べない人でしたが、食べるとき野菜を積極的に食べていたところは見たことがありません。
今でこそ野菜がいい、ファイトケミカルを食べることで癌予防が出来るだけでなく、その他の病気を寄せ付けず、美容にも良い作用があると言われるようになっていますが、20年前の多くの人々は、病気なったら医者に行って薬をもらって飲むという生き方が普通だと考えていたため、病気は医者と薬が治すものと思いこんでいました。
個人的には薬嫌いで育ち、風邪を引いても薬を飲まずに治してしまうような子供だったのですが、母親も周囲の人と同じような考え方をしており、結果的にさまざまな原因があったとは思いますが、癌で亡くなってしまいました。
そんな経験をした後、自分が様々な疾患を発症し、食事の内容を変え、運動を習慣化し、生き方や考え方を改めるために、さまざまな知識を取り入れ、学び、実践してきた経験から、ファイトケミカルを食生活に取り入れることは、おかしな話ではないと思います。
ファイトケミカルスーを作って食べてみた個人的感想
ここからは、ファイトケミカルスープを作ってみて、食べてみた感想をシェアしていきます。
まず、作るなら100gずつといわず、たくさん作ってストックしたほうが便利で面倒がないと思います。
そして、作り方は非常に簡単です、野菜を用意して洗って切って煮るだけですから、なんの手間もかかりません。
そして、ファイトケミカルスープを作るときに使う野菜は、出来れば無農薬などを選ぶといいと思います。
せっかく健康に良いものを体に取り入れようと作るのに、農薬がたっぷりとかかった野菜では、逆効果になりそうだと感じられますが、今回普通にその辺のスーパーで売っていた野菜で作りました、どう考えるかは人それぞれです!
そして、食べてみた感想ですが、味付けを一切しなかったのですが、添加物などを普段からよく食べる人などにとっては、美味しいと感じられないかもしれません。
野菜だけの繊細な味なので、慣れないとどうしても物足りないだけでなく、味気ないなと感じてしまうと思います。
本来は、基本的に味付け無しで、野菜の味だけを楽しんで飲むのがファイトケミカルスープの鉄則ですが、どうしても物足りない、美味しいと感じないから続かないかもと思う人は、質の高い塩や、味噌、醤油などを少しだけ入れて続けられるようにしていきながら、最終的には野菜の甘味だけを楽しめる体質へと変えていくといいと思います!
食事は本当に大事です、もちろん個人的にもたまにはジャンクフードも食べることはありますが、基本的には野菜やたんぱく質を中心とした食事を摂取し、さまざまな角度から健康、美容などについて学びながら実践しつつ日々進化しようと邁進中です!
最後にもう一つ情報をシェア!
ちょうど様々な疾患を抱えてもがいていた頃に読んだ書籍なのですが、その中に、次のような言葉が書かれています。
「食については、栄養学、玄米菜食、少食療法など各種の説があり、統一見解がないため、唯一絶対の理論を探そうとするほど、混乱してしまいます。しかし、最も大切なのは、他人の理論に惑わされることではなく、そのとき体が最も欲しているのは何かが分かる感性を磨くことです。ただし、心身ともに不調でエネルギーが落ちているときは、そんな自分の状態に対応する低いエネルギーの食べ物にひかれてしまうので、要注意です。その場合は、むしろ食べたくないと思うものを食べるほうが、健康を取り戻すきっかけになることもあります。」
世の中には本当に情報が溢れています、美容や健康に良いものなども数多く存在していますが、個人的には、心身がしっかりとしてエネルギーに満ちていれば、食べたいものは自分の体が教えてくれると考えています、これらの情報を何かにお役立て頂ければ幸いです。
今回は、ファイトケミカルって何?効果やスープの作り方などの情報をまとめてシェアしていきました!