アボカドの美容効果は?簡単レシピと選び方!
アボカドの美容効果や、手軽に作ることが出来るレシピなどをご紹介していきます!
1 アボカドの歴史
2 アボカドの栄養や美容効果は?
3 アボカドの選び方と簡単レシピ
この記事では、森のバターとまで言われるほど栄養価が高い、美容効果もあるアボカドについて情報をまとめていきます!
アボカドの歴史
アボカドの故郷は、中央アメリカ付近で、13世紀頃からアステカ人に栽培されていたと言われていますが、紀元前1万年前のプエブラ洞窟で、アボカドの痕跡が見つかっているのです。
古代人は、すでにアボカドについて知識を持っていたようで、フィレンツェの絵文書には、3種類のアボガドについて書かれています。
● グアテマラ系
● メキシコ系
● 西インド諸島系
植民地時代に、スペイン人が、アボカドをアメリカやヨーロッパに紹介し、19世紀~20世紀初頭に、メキシコや西インドなどで栽培されるようになりました。
1950~1970年代に入ると、様々な種類のアボカドが作られるようになりました。
1963年になると、初めてのアボカドの商業果実園が出来、現在日本に輸入されてい
るアボカドは、ほとんどがメキシコやチリ、ニュージーランドです。
アボカドはクスノキ科の植物で、実の品種は3000以上もあるといわれています。
アボカドの栄養と美容効果は?
アボカドは、通年収穫できる植物で、さらに栽培がしやすのです。
別名鰐梨(ワニナシ)と呼ばれていて、日本に入ってくるメキシコ産のものは、ハス種と呼ばれる種類で、1年中出回っていますが、美味しいのは3~9月、メキシコ産のアボカドの脂肪分は18~25%だと言われています。
これが、森のバターと言われる所以でもあるのです!
この脂質は、善玉脂質と呼ばれていて、不飽和脂肪酸なので、血中のコレステロールを増加させる心配がありません。
そして、ビタミンEも豊富に含まれています。
アボカドに含まれる脂肪は、オレイン酸やリノール酸になりますが、オレイン酸は悪玉コレステロールを減らす役割があり、これが動脈硬化を防ぐと言われています。
リノール酸は、血液をサラサラにしてくれ、老化を予防してくれる働きがあり、心筋梗塞や脳梗塞のような、血管が関係する病気などの症状を軽減する作用もあります。
このように、アボカドに含まれる良質な脂肪は、人間の体にかなり嬉しい作用をしてくれます。
美容効果にも優れているのは、多く含まれるビタミンEの働きがあるからです。
ビタミンEは高い抗酸化作用があるため、老化の促進を遅らせ、アンチエイジングにも嬉しい作用をしてくれます。
さらに、コエンザイムQ10が含まれていて、こちらも高い抗酸化作用がありますから、老化を遅らせ、美肌効果があるのです。
ビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、健康&美容効果が高い食材になります。
次のような方は、積極的に摂取するといいと言われていますが、脂肪が多いので、食べ過ぎにはご注意ください。
● コレステロール値が気になる
● 便秘気味
● 血圧が気になっている
● 生活習慣病を予防したい
● 肝機能をアップしたい
● お腹をすっきりさせたい
● 美肌効果が欲しい
アボカドは、収穫した直後から、種のあたりから熟していきますが、これを追熟と呼んでいて、ヘタが皮から浮いてきたら食べごろだといわれています。
追熟の最適温度は25度で、急激な温度変化にさらしたり、低温すぎる場所に置いておくと劣化する原因になりますから、購入して家で追熟させる間、置く場所には配慮したほうがいいのです。
追熟を早めたい場合、エチレンガスを出しているりんごと一緒に保存すると良いといわれています。
秋から冬にかけて、家の中で保存する場合は、冷蔵庫の上が最適で、柔らかい布を置いて、その上に、重ねないようにして置いて保存してあげましょう。
アボカドの選び方と簡単レシピ
それではここからは、アボカドの選び方や、食べごろなどをご紹介していきます!
アボカドの一般的な食べごろの目安は、黒くなったら大丈夫と言われています。
先程書いた、ヘタが皮から浮いてきたり、手に持ったときに、吸い付くような弾力があると、もう食べてのいいよのサインになります!
買ってきたアボカドを食べようと切ってみると、中が黒くなっていてショックという経験をされた方もいるのではないでしょうか?
こんながっかりな思いをしないためにも、選び方のポイントを理解して、ババを引いてしまわないように気をつけましょう。
まず置いてあるお店を選ぶことが重要です!
アボカドはかなり敏感な植物です、ちょっとぶつけただけで、そこから劣化が始まるだけでなく、過熟してしまう場合もあります。
普段から、当たりのアボカドが多いと感じられるお店で買うようにして、せっかくお金を支払ったのに、切ったあと、「あーあ」といった気分にならないようにしましょう。
そして、次の4つをチェックします!
● 皮がしっかりと固いものを選ぶ
● ぶつけた跡があるものは買わない
● 傷があるものもノー
● 熟しすぎているものもNG
これらをしっかりと観察して、より美味しいアボカドを選んでいくようにしましょう!
そして、半分に切ってしまったアボカドは、どんどん黒くなっていきますので、一人で1個食べきれない場合は、すぐにレモンやライムをふりかけて変色を防いでください。
変色するのは、アボカドに含まれているポリフェノール類が酸化することで起こります。
動画も貼り付けてありますが、正しいアボカドの切り方もご紹介していきます!
まずは包丁を利き手に持って、アボカドを縦半分に切るように刃を入れていきます。
種に当たるまで、前後をスライドさせながら優しく入れていきましょう。
刃が種にあたったら、ぐるりと一周させていきます。
手でねじって2つに割り、種に刃を立ててひねって取り除きます。
皮は手で剥いてください、面白いように綺麗に剥けますよ!
それではここからは、アボカドのレシピをご紹介しましょう。
美容効果も高いため、女性からも人気の高いアボカドですが、基本的には、「わさび醤油」で食べる人が多いのではないでしょうか?
個人的にも、これが一番美味しく、シンプルで面倒のない食べ方だと思いますが、せっかくなのでなんだかおしゃれなレシピをご紹介したいと思います。
● アボカドとクリームチーズのおかか和え
ダイス状に切ったアボカドにレモン汁を絞って和え、クリームチーズもダイス状に切っていきます。
全部を合わせて醤油をかけて混ぜあわせ、鰹節や海苔をのせれば完成です!
● アボカドサンド
材料・・・(2人分)アボカド半分~1個 玉ねぎ半分 スライスチーズ1枚 食パン4枚
調味料・・・バター適量 カレー粉小半分~1 マヨネーズ大1 塩少々
アボカドは厚さ5mmに切り、玉ねぎは薄切りにしてバターで炒め、しんなりとしたらカレー粉と塩で味付けをして、スライスチーズは半分に切る。
食パンを軽く焼いて、片面に玉ねぎ、チーズ、マヨネーズ、アボカドの順で並べてはさんでいき、半分に切り分ければ完成です!
麺類もご紹介していきます!
● アボカド納豆そうめん
材料・・・(2人分) アボカド1個 納豆2パック ネギ&刻み海苔適量
出汁2カップ 醤油&みりん大1
出汁などの調味料を合わせて、小鍋でひと煮立ちさせて冷ます
アボカドは一口大に切り、わさび小1/3 醤油大1とよく混ぜる。
そうめんを茹でて冷水にさらして水気を切る。
器にそうめんを盛り、納豆をのせ、冷ました汁を上からかける
ネギやのりを散らします。
● アボカドトースト
材料・・・(1人分) 食パン1枚 アボカド半分 とろけるチーズ適量
ベーコン1枚 マヨネーズ 塩コショウ少々 バター大1
アボカドは5mm厚さに切り、パンにバターを塗り、ベーコンをのせてアボカドをのせ、塩コショウをしてマヨネーズを塗り、トロけるチーズをのせて焼くだけ!
シンプルにわさび醤油で食べるのもいいですが、こんなアレンジを加えたレシピで、たまには違った食事を楽しむのも悪くありませんね!
今回の記事では、アボカドの美容効果や、簡単なレシピなどをご紹介していきました。