アルガンオイルの効果や使い方!髪にも!
いつの間にか日本に定着した感じがあるアルガンオイルの効果や使い方、髪に良いのかどうかといった情報をまとめてきます!
1 アルガンオイルとは?
2 アルガンオイルの効果や使い方は?
3 アルガンオイルは髪に良い?
4 アルガンオイルの選び方
アルガンオイルが良いと言われるようになって、かなり経つかと思いますが、一体これは何なのか、理解をしていきます!
アルガンオイルとは?
モロッコが原産国であるアルガンオイルは、この国で治療薬として使われてきました。
モロッコの南西部の、乾燥した地域に生育する、アルガンツリーという植物の種の核から抽出されるものが、アルガンオイルと呼ばれるものになります。
100kgの実から、わずか1Lしか取れない貴重なオイルで、すでに書いたように、現地では病気治療などに使われるほど、抗酸化力が非常に強いといわれています。
アカテツ科の広葉常緑樹で、世界でも歴史の長い植物であるといわれています。
砂漠化を食い止めてくれる植物だと言われていて、アルガンの森は、生物圏保存地域に指定されているのです。
樹肌はゴツゴツとしていて、燃料の炭に適していて、現在はモロッコの南西部にしか無い貴重な植物になります。
燃料の炭に適していることから、数多くの樹が伐採されてしまい、絶滅危惧の要因になってしまったほどなのです。
ご存知の通り、モロッコはヨーロッパ人のリゾート地として人気の高い王国になります。
アルガンの樹には、鋭い棘があるので、手摘みで取ることが出来ず、自然に落下してくるのを待つしかありません。
他には、モロッコのやぎはアルガンの樹に登って樹皮や実、葉っぱなどを食べるのですが、このとき、やぎが落としたアルガンの実を、人間が取っていたりもします。
このように、育成している場所が限られているだけでなく、このような要因があることが、アルガンオイルが貴重なものとなっている理由にもなるのです!
アルガンオイルの元になるアルガンの樹は、6~7月に花を咲かせ、実は9~10月につけます。
モロッコに住むベルベル人達が、アルガンオイルをクスクスなどの料理に用いたり、スキンケアとして活用してきた歴史を持っています。
ベルベル人とは、北アフリカの広い地域に、古くから住んでいる、イスラム教を信仰している人たちです!
日本語のベルベルとは、ギリシャ語で「訳の分からない言葉を話すもの」という言葉に由来しています。
ベルベル人は、古くからこのアルガンオイルに薬効があることを理解して活用していて、赤ちゃんが生まれると、スプーンいっぱいのアルガンオイルを飲ませ、健やかな成長と、食べ物に困らないようにとの願いを込めるのです。
アルガンオイルの抽出方法ですが、実を乾燥させて仁を取り出し、ローストして石臼でひくという方法で、10時間かけてオイルを抽出していきます!
仁を傷つけないように実から取り出すのは、熟練の技が必要だと言われています。
ですから、非常に貴重なオイルなので、「モロッコの黄金」と呼ばれているのです。
大変な手間と時間をかけて抽出されるアルガンオイルは、このようにして、日本へやってくるのです!
アルガンオイルの効果や使い方は?
それでは、貴重なアルガンオイルの効果や使い方について情報をまとめていきます!
アルガンオイルは、オリーブオイルの2~4倍のビタミンEが含まれていて、オレイン酸が多く含まれています。
ご存知の通り、オレイン酸は酸化に強いので、加熱して調理するのに適しているオイルです!
活性酸素を除去する働きが高いため、日焼けでダメージを受けた肌の、そのダメージを軽減してくれ、肌の油分と水分のバランスを整えてくれる働きがありますので、ターンオーバーを正常に整えてくれます。
そして、次のような効果があると言われています。
● 老化を防ぐ
● 美肌効果
● 生活習慣病の予防や改善
● むくみや便秘を改善
オレイン酸には、体内の糖質を脂肪に変えようとする、インスリン物質の増加を抑える働きがあるので、ダイエットのサポートをしてくれると言われています。
15~30分ほど、110度の環境に置いても、アルガンオイルの成分は安定していることが分かっています。
かなり抗酸化作用が高いことが、これらの理解で分かりますが、飲用している人は、血液中の脂質が低く、LDLコレステロール酸化も低く、心血管の疾患や、体が酸化するのを防いでくれる働きがあることが分かっています!
アルガンオイルには、ファイトケミカルが含まれているので、アンチエイジングにも高い作用があり、老化の原因となる酸化を防いでくれ、肌に塗ることで、血行を促進し、肌に潤いを与えてくれるといわれています。
サポニンという成分が入っているので、むくみに効果を発揮してくれ、この成分は、体の代謝を上げてくれるので、老廃物も排泄しやすくなるのです!
アルガンオイルに含まれているオレイン酸は、ニキビの原因菌と相性が良いと言われているため、ニキビが出来やすい体質の方などは、使用するときに気をつけたほうがいいようです。
アルガンオイルの使い方は、一般的には次のようなものがあります。
● 食事で取り入れる
● スキンケア
● ブースターとして使う
● 顔のマッサージに
● お湯につかったときに、顔に塗ってパックをする
● ボディケア
● お風呂に一滴入れる
● 保湿用のオイルとして活用
● 頭皮マッサージ
● 洗い流さないトリートメントとして利用
● 爪のケアに
食事で使うなら、サラダのドレッシングや、炒め物などをするときに使うと便利です。
ただ、過剰摂取するとお腹が緩くなる場合がありますから、一日スプーン大さじ1の量が目安になります!
アルガンオイルは髪に良い?
アルガンオイルは、すでに書いたように、頭皮マッサージや洗い流さないトリートメントとしても活用できます。
成分はビタミンEとオレイン酸ですが、ビタミンEは、抗酸化作用があり、若返りのビタミンと言われていますが、これは頭皮環境を整え、血流を改善してくれる働きがあり、育毛に作用してくれるのです。
オレイン酸も血行を促進する作用がありますので、そうなると栄養が行き渡りやすくなりますから、髪がよく成長してくれるのです。
これらの働きが、髪に良いといわれる理由になります。
アルガンオイルでヘアケアをすると、どんな作用があるのか、具体的にご紹介していきましょう!
● 頭皮や髪の環境を整え、ハリやコシを出してくれる
● 抜け毛を予防し、ダメージヘアを改善してくれる
● 頭皮の老化を防いでくれる
要するに、薄毛予防になり、髪がサラサラになりますよという話になります。
髪の洗い流さないトリートメントとして使う場合、シャンプー後、タオルドライをした後、まだ濡れた髪に塗ってからドライヤーを使って乾かすようにしましょう。
アルガンオイルの選び方
現在日本には、食用のアルガンオイルと、化粧品用の2種類が販売されています。
食用のものは、風味などを残すために加工されているものが多く、化粧品用は、不純物を除いたもので作られています。
食用を化粧品用に使った場合、肌に刺激になる可能性があります。
そして、購入するときには、次の点をチェックしてから、できるだけ質の高いものを選ぶようにしましょう。
● 国や機関から認証されているものを選ぶ
● 透明感があって、黄金色に輝いているもの
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IGPという、EUが定めた品質保証があるもの、もしくは、オーガニック認証があるものは、厳しいチェックをクリアしているものなので、より安心して使えるものになります。
色が綺麗でないものは、酸化していたり、質が悪いものだったりしますから、よく見て、これはちょっと・・・と感じるものは選ばないようにしましょう。
体内に入れると、デトックス効果が高まり、脂肪に変換されないように働いてくれ、スキンケアに使うと、肌のめぐりを良くして、肌のターンオーバーも正常にしてくれるという、嬉しい作用がたっぷり詰まったアルガンオイル、今回記事をまとめて、同じオイルでも、様々な違いがあるのだと感じ、貴重なものだけあって、値段が高いのも頷けました。
今回は、モロッコの貴重なオイルであるアルガンオイルについて、効果や使い方、髪に良いのかといった情報などをまとめていきました。