女性の中性脂肪!更年期に高い原因は?
女性は中性脂肪が更年期になると高いと言われていますが、原因は一体なんでしょうか?
1 中性脂肪とは?
2 女性が更年期に中性脂肪が高い原因は?
3 女性の中性脂肪の基準値は?
4 中性脂肪を高くする食物は?
5 女性の更年期の中性脂肪が高い状態を回避する方法は?
6 中性脂肪の嘘
7 生活習慣と食事習慣を変えることは分かっているんだけど・・・という方へ
女性は更年期になると、中性脂肪が高い状態になると言われていますが、この原因は一体なんでしょうか?
個人的にも疑問を持ったので、情報を調べてまとめてシェアしていきます!
中性脂肪とは?
まずは、そもそも中性脂肪とは一体なんでしょうか?
これは、人間の身体を動かすエネルギー源となる物質で、別名があり「トリグリセリド(トリグリセライドまたはトリアシルグリセロール)」と呼ばれていて、健康診断の検査結果にはTGと書かれている項目のことです!
食べ物から摂取された脂質は、小腸から吸収されて血液中に入り、生命維持に使われますが、使い切れずに余ってしまったエネルギーは中性脂肪になります。
生きるために必要な成分なので、悪者ではありません。
ただし、血液の中の中性脂肪値が高すぎると「脂質異常症」になってしまい、全身の血管の動脈硬化が進行してしまう原因になります。
しかも、動脈硬化はサイレント・キラーと呼ばれている危険因子で、これは静かな殺し屋という意味があり、病気にかかっても症状が現れず自覚症状がないので静かに進行していき、最終的には致命的な合併症を引き起こしてしまいます!
人間が食事で摂取したエネルギーを使い切れなくて余らせてしまった場合、このエネルギーは肝臓や脂肪細胞に蓄えられますが、これは先祖が生き延びるために発達させてきた飢餓に備える機能なのです!
中性脂肪が蓄えられるのは脂肪を摂取したときだけでなく、アルコールを摂取したときや、炭水化物をたくさん食べて血糖値が上がってしまったときなどにも蓄えられてしまいます。
基本的に、エネルギーの摂取量と運動量が釣り合っていれば、中性脂肪は蓄えられないと考えていいのです。
では、蓄えられた場合、分解するにはどうしたらいいのでしょうか?
食事量を減らしたり、有酸素運動をしてエネルギーが不足したときに、リパーゼという酵素によってグリセロールと遊離脂肪酸(FFA)に分解され、グリセロールとFFAが活動のエネルギー源になり、身体の中のエネルギー代謝システムによって身体に供給され使われていきます。
それでは、一般的に女性の中性脂肪が増えてしまう原因はなんでしょうか?
◎ アルコールをよく飲む
◎ お肉の脂身が好き
◎ おやつをよく食べたり、甘いものや飲み物が好き
◎ いつもお腹がいっぱいになるまで食べている
◎ コンビニでおにぎりや菓子パン、お弁当やハンバーガーを買うことが多い
◎ ファーストフードをよく利用する
◎ 血糖値の急上昇を引き起こすような食べ方をいつもしている(食べる順番を変えれば、血糖値の急上昇を防げませす)
◎ 夕食の時間が決まっておらず、さらに21時以降になってしまう
◎ ついつい外食ですませることが多い
◎ 日々運動量が足りない
◎ 野菜を一日350g以上食べられない
要するに食生活&生活習慣の結果、中性脂肪が高い状態になってしまうというわけです!
女性が更年期に中性脂肪が高い原因は?
それでは、女性が更年期に中性脂肪が高いのは、どんなことが原因となって起こっているのでしょうか?
これは、女性ホルモンのエストロゲンが、更年期になると減ってしまうからです!
エストロゲンには、中性脂肪&コレステロールを正常に保つ重要な役割がありますが、これが減ることで、中性脂肪を上手に保てなくなることが原因となって、更年期の女性が中性脂肪が高い状態になってしまうのです!
もちろん、更年期になってくる女性が、中性脂肪が高いよと健康診断などで言われてしまう原因は、これだけではありません!
☆ 子供も独立し、家事労働が楽になることで動かなくなり、運動量が減る
☆ 更年期障害の症状にイライラがありますが、これがきっかけとなり食欲に走る
☆ 基礎代謝の低下
☆ 美への執着が薄まるため、体型なんてどうでも良くなってしまう
確かに、70代くらいの女性とジムなどでお話をさせていただいていると、「年々いろんなことがどうでも良くなってきちゃって・・・ふふふ・・・食べるのも大好きだからついつい食べ過ぎちゃうんだよね」などとおっしゃっていらっしゃいましたが、見た目に気をつけたり、気にしなくなると、食べ方などもゆるくなり、好きなものを好きなように食べがちです。
こうなると、いくら運動をしていても、摂取エネルギー量が多いので、痩せないだけでなく、中性脂肪はどんどん蓄えられていきます!
女性の更年期というのは、色んな意味で人生の節目になるのだなと、この記事をまとめながら改めて考えてしまいました。
人によってはまったく変化がないとも言われる更年期を、女性が快適に過ごすためにには、2017年現在ではさまざまな対策もありますが、まずはこれらのことをしっかりと理解しておくことも大事なポイントになりますね!
女性の中性脂肪の基準値は?
ここからは、年代別で、女性の中性脂肪の基準値を見ていきましょう!
★ 20代・・・83mg
★ 30代・・・86mg
★ 40代・・・104mg
★ 50代・・・123mg
★ 60代・・・132mg
★ 70代・・・123mg
正常値は150未満で、これ以上になると異常値になります!
人間ドック学会の、最新の基準値は次のようになっています。
☆ 男性・・・39~198mg/dl
☆ 女性・・・32~132mg/dl
これは、健康な人に当てはまる基準値で、なんらかの持病などを持っている人は当てはまらないこともあるそうです。
日本脂質栄養学会は、「中性脂肪の値に上限を設ける必要はない」という見解を示していて、従来の基準値の150mg以上でも脂質異常症とはしないそうです。
このあたりは、まだまだ論争が終わっておらず決着が付いていないのです。
中性脂肪を高くする食べ物は?
すでに書いていますが、改めて中性脂肪が高い身体になる食べ物は一体なにがあるのか見ていきましょう!
● 脂っこい食事
● ファーストフードやジャンクフード
● 炭水化物ばかりの食事
● 脂質や油が多い食事
● おやつや甘いもの、甘い飲み物をしょっちゅう摂取する
● 節約といって、いつも似たような材料で、脂肪や油を多く使ったレシピで食事を作っている(も◯◯ちさんの作る料理は、油やバターが多いと個人的には思います!)
● コンビニでお弁当を購入したり、夕食などのおかずを購入することが多い
● 外食が多い
● 常にお腹いっぱいになるまで食べる
● 意外と盲点ですが、ケチャップやマヨネーズ、ソースなどを多用していませんか?
このブログでは、何度もシェアしている情報ですが、この飽食の時代、無意識に食べ物を選んでいると、女性はあっという間にころころした体型に大へんし~んしてしまいます!
さらに、更年期になり、美容に執着がなくなりどうでも良くなると、体重計にすら乗りませんから、今現在の自分の身体の数値を把握しておくことも出来ませんので、どんどん広がってしまいます!
マメに体重を測っているわたくしでさえ、ちょっと2日続けておやつなんぞ頂いてしまうと、500g~1kgほど増えてしまいますから、普段から運動を欠かさず(休むときもあります)、食事管理もやっています。
2017年9月27日に、めざましテレビに出演していた俳優の綾野剛が、ダイエットについて次のように話していました。
「ダイエットは努力」
個人的には努力というよりも、生き方そのものだと考えています。
これから冬になっていき、パーティーやおつきあい、さらには忘年会、家族で集まる機会と、飲み食いをする機会がどんどん増えてしまうのに、更年期の女性が日常でもいつもお腹いっぱい食べる、食事の質に気を配ることなくガンガン食べるなんてことを続けていたら・・・もう手遅れどころかどうにもならない状態へとダイブしてしまいます(汗)。
女性の更年期の中性脂肪が高い状態を回避する方法は?
ここからは、女性の更年期からの中性脂肪が高くなる状態を、どうにか回避する方法はないものか情報をシェアしていきます!
◎ 消費カロリーを増やすために、運動を日課にする
◎ 食事の内容を見直す
◎ 炭水化物の量を見直す
◎ 甘いものやおやつを週に一度にするなど、回数を見直す
◎ 食べる順番を変える
◎ 寝すぎると中性脂肪が多くなることが分かっていますので、睡眠の質を高め、適度にしっかりと睡眠をとる
◎ 美意識を高め、周囲の人に見られているという意識を持って暮らすように心がけ、オシャレやメイクを楽しむ
◎ おやつを食べるなら、低カロリーの和菓子などを選ぶか手作りをしてみる
とにかく、生活習慣と食生活の改善及び大改革が大事なポイントになります!
ときどき街中で、仲の良い思春期の子供がいる親子が、一緒におやつやクレープなどを食べている姿を見かけますが、30~40代になっている母親が、10代の娘や息子が食べているクレープを同じ量食べ、夕食も食べていたら、あっという間に太ってしまうのは当然の結果なのです。
太るのは本当に簡単です!
そして、この飽食の日本では、女性だけでなく誰にとっても誘惑が多いので、自分をしっかりとコントロールしないと、ついつい手軽な加工食品やお惣菜、スナック菓子や甘いものなどをすぐに購入できるので、あぶないあぶない世界に生きているのが現状です!
個人的にも、徒歩圏内になんと6~7個も大型、もしくは中型のスーパーマーケットがあり、その合間を縫うように外食産業がてんこ盛り、さらにコンビニも散らばっていますから、過食して生きようと思えば選びたい放題の場所に住んでいます。
これだけ多くのスーパーがなかったとしても、今では日本中にコンビニがありますから、手軽に食べ物を購入することはお手の物ではないでしょうか?
個人的に運動を続けていますが、好きなだけ食べていたら体型維持は出来ません。
食べる質&量のコントロール&運動はワンセットが、個人的には基本です!
どんなに日々運動をしていても、それ以上に食べていては痩せることはないだけでなく、中性脂肪を下げることなど無理な話になります。
ちなみに、食べる順番を変えるという話ですが、他の記事でもシェアしていますが、やり方は次のようにします。
まずは野菜や海草などから食べます⇒その後タンパク質を摂取⇒最後に炭水化物。
この順番で食べることで、血糖値の急上昇を防いでくれます。
炭水化物を最初に食べると、血糖値が急上昇し、脂肪を蓄積しやすくなるので、この順番で食べるように日々気を配ることも、中性脂肪が更年期に高いと言われてしまった女性の対策になります。
ちょっとしたことですが、更年期を気にする女性が日々このように食べる順番に気を配るだけでも、中性脂肪が高い状態を回避する知恵になります!
女性の更年期は、症状が多く出ている人ほど大変な思いをしますから、出来るだけ余分な脂肪をつけないようにして、すっきりとした心身を維持しようと個人的には心がけています。
中性脂肪の嘘
世の中には、まことしやかにこれが悪い、この状態を続ける病気になるという情報を、医療機関などが当たり前のように発信していますが、それって本当と信じ込むことの恐ろしさもありますよという情報をシェア!
個人的にも、ジムで出会う、どう見ても中性脂肪の数値が気になるだろうなと思う人達を見ていて、これらの数値が高いことが駄目、大変な病気になる可能性があるという情報と照らし合わせて・・・????と思うことが多々あります。
理由は単純で、かなり元気で体力もあるという事実と向き合うからです。
確かに太りすぎは美容面から見ると人によるとは思いますが、個人的には好みではありませんが、それでも魅力的に見える人はたくさんいます!
太っているから魅力がないわけでも、健康度が低いわけでもないと考えるタイプですが、がんも含めて、病院に行くから面倒なことになるなという意見もありと思い、だけどそれで助かる人もいるという面も外せない中、中性脂肪の嘘についてどんなものがあるのか見ていきましょう!
名古屋大学の過酸化脂質の研究では世界ナンバーワンと言われている「八木稔先生」は、コレステロール&中性脂肪はなんら悪さをしない、これが活性酸素によってがん化され過酸化脂質になって初めて悪さをする。
とおっしゃっていらっしゃるそうですが、どちらにしても、自分の身体について他人がとやかく言うことをまるごと信じるのはどうなんでしょうか?
個人的に、国から難病指定されている症状を医師の元へ通わず、薬も飲まず、生活習慣及び食生活を変え、考え方を変えるためにさまざまな書籍を四方八方から取り寄せてマゼコゼして治してきた経験から、何を信じるかは人それぞれですという話に落ち着くのかなと思っています。
先日、愛猫が3ヶ月ほど前に受けた健康診断で、中性脂肪が高いと言われ、たしかに少し太ったなと思っていたのでダイエットをさせ、再検査に連れていたところ、獣医が次のような見解を示していたのが印象的でした。
「中性脂肪は食事を摂取した後はみな高くなる、だから一度の検査で一概にどうこう言えないんですよ、痩せたのなら問題がないので、採血は必要ないと思います」
ということで、愛猫は再度の採血を避けられるというラッキーな運命をたどることが出来ましたが、これ、医師によって見解が違うので、もし別の獣医だったら採血をされていた可能性があります。
何故なら、健康診断をしてくれた獣医が、3ヶ月後ダイエットをさせたら中性脂肪の数値をもう一度調べましょうとおっしゃっていたので連れて行ったのですが、その日はおやすみだったようで、別の獣医にあたり、結果採血を避けられたので、獣医によるんだなと勉強になったからです!
という面も頭に入れておいて、色んな面から中性脂肪=やばいぞという意識をどう考えるかは一人ひとりが考えることが大事だと思います。
個人的には、中性脂肪は付けたくないので、病気云々の前に体型維持という面からこれらは排除するようにしています。
わたくしの体型はこちらの記事に画像がございます!
医学的にも、ちょいでぶのほうが長生きをしているという結果が出ている(と言われてきましたが、またこれが覆され、太っていることのリスクが高いという研究結果が出たと言われています)そうですが、何を望んで生きるかは人それぞれです!
生活習慣と食生活を変えることは分かっているんだけど・・・という方へ
・・・と言ってもね、そんなの面倒くさいわ、そもそも忙しくて食事を手作りするのも大変だし、一人暮らしだからサラダや野菜をたくさん購入して作ったりとかそうそう出来ないわ・・・ブツブツブツブツ・・・・と思ったあなた、そうですよね、そんなの確かに面倒です。
特に更年期障害の症状が非常に辛い女性の場合、なかなかそういかない現実もあります。
そういう人へ、血糖値コントロールに一役買ってくれる便利なものがありますので、情報をシェアしておきます。
無理な食事管理をせずに、身体をすっきりさせるというコンセプトを元に作られたのですが、名前は「おとなの前菜」です!
血糖値や中性脂肪の上昇を抑え、お腹の調子も整えてくれる機能性食品になります。
難消化性デキストリンという食物繊維が入っているので、脂肪の吸収を抑え、排出を増加させ、糖の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の急上昇を抑えてくれる働きがあることが分かっています。
しかも、一日に33円+税の金額でコントロール出来るのです。
ご存知の通り、血糖値が上がると中性脂肪もあがりやすくなるのですが、食事の前にこれを摂取しておくことで、食物繊維がこれらを抑えてくれるのです。
脂肪の多い食事をする、外食が多い、仕事が忙しくて野菜を先に食べる食生活は難しいという方は、このような機能性食品を上手に活用しながら、食べられるときには野菜などを摂取するというやり方で、バランスを取っていくと良いのではないでしょうか?
個人的にも、今のようにしっかりと食事コントロールが出来るようになる前は、青汁などを上手に取り入れながら、改善をしていった経験があります。
最初からなにもかもコントロールするのは難しいですから、便利なものは使っていきながら、自分に合った方法を見つけていきながら、もちろん食事は自然の素材から摂取するという意識も持ちながら、上手に使っていってはいかがでしょうか?
個人的には、中性脂肪やコレステロールの嘘がどうこうという話よりも、自分がどんな体型維持をしていきながら、体調はどんな感じで生きていきたいのかという面を大事にするほうが楽しいと思っています。
なぜなら、個人的にトレーニングを続けていきながら、体作りを一生やっていきたいと考えているからで、どうしたいかは人それぞれですから・・・(ΦωΦ)
今回は、女性の中性脂肪が更年期に高い原因や理由、改善策などについての情報をまとめてシェアしていきました!