40代からの美容を考えるブログ

経験と日々実践している美容や健康についてシェアさせて頂。

しじみに美容効果がある理由とは?オルニチンって?

肝臓に良いといわれるしじみ、これに美容効果はあるのでしょうか?

1 しじみの歴史

2 しじみの栄養や美容効果

3 オルニチンについて

4 しじみの選び方

5 しじみレシピ

この記事では、どうしてもしじみと聞くと、個人的にお世話になった年上の仕事場の女性が、肝臓病を患っていて、毎日しじみの味噌汁を作って飲んでいると語っていた話を思い出してしまい、イコール肝臓に良いというイメージが強く染み付いているのですが、美容効果があると考えられているので、情報を分かりやすくまとめていきます!

しじみの歴史

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まずはしじみの歴史をご紹介しましょう!

貝塚というのをご存知だと思いますが、これを調べた結果、人間はどうやら、縄文時代からしじみを食べていたという事実が分かっています!

一応貝塚の解説をしておきます。

貝塚とは、分かりやすく言えば、古代人である縄文人達が、食べたものを捨てていた場所です。

江戸時代になると、庶民は、経験としてしじみの効能を理解していたようで、この時代の川柳に、次のようなものがあります!

「蜆売り、黄色のつらに高く売り」

これを翻訳すると、どうやら江戸時代に肝臓が悪くて黄疸が出ている患者に、しじみを高く売りつけていたという話になるようです!

日本に生息しているしみじは3種類あります!

● マシジミ ● セタシジミ ● ヤマトシジミ

現在は、ヤマトシジミ以外の種類が激減していて、これが多く流通していると言われています。

ちなみにセタシジミは、琵琶湖にだけ生息をしています。

中国の明時代の薬学書には、酒の毒=二日酔いなどのアルコールの中毒を緩和し、黄疸を緩和するということが書かれていますので、随分古くから、肝臓にしじみが良いといわれるようになったようです!

 日本では江戸時代の書物に、同じ内容のことが書かれていますので、昔からしじみと言えば、肝臓に良い食材だという認識は多くの人がしていたという話になります!

かつては人間の手で捕れるほど豊富にあったと言われるしじみは、近年激減しているといいます。

しじみの栄養や美容効果

それではここからは、しじみの栄養をまずは見ていきましょう。

100gで51kcalであるしじみには、次のような栄養が特に目立って含まれています。

● ビタミンB12

● 鉄分

● ビタミンB2 

● ビタミンE

● カルシウム

● アミノ酸

● グリコーゲン

ビタミンB12は、赤いビタミンと呼ばれていて、中枢神経系の機能を維持し、脂肪の代謝に重要な働きをすることが分かっています。

不足すると神経障害や貧血が起こり、微生物によって合成されるので、植物性の食材の中には含まれません。

鉄分は、赤血球ヘモグロビンを結成して、酸素を運搬したり、細胞の呼吸に重要な役割をしています。

エネルギー代謝にも重要な働きをし、筋肉の中のミオグロビンの構成主要として酸素を貯蔵する役割もしています。

これが不足すると、貧血、めまい、吐き気、だるさ、酸素不足になり臓器の働きが低下するなどの状態になります。

鉄分が多いと言われる牛レバーよりも、含有量が多いといわれるしじみには、100gあたり5・3mgも含まれています。

ビタミンB2は美容のビタミン、発育のビタミンと呼ばれていて、成長促進を促したり、皮膚や爪、髪などの細胞を再生させる働きがあります。

欠乏すると口内炎、皮膚病、激しい痒み、髪にトラブルが現れるといった症状に悩まされることになります。

ビタミンEは、アンチエイジングに欠かせないと言われているほど美容効果もありますが、これが不足すると、神経機能が低下してしまい、筋無力症や不妊症に陥ってしまう可能性があります。

ご存知の通りカルシウムは骨や歯を作ってくれ、神経と筋肉の働きを調整する働きをしてくれます。

不足すると骨がもろくなってしまい、骨粗しょう症の原因になったり、精神面ではイライラしやすくなったりします。

アミノ酸たんぱく質を構成する元になるもので、これが皮膚や髪の原料にもなります。

アミノ酸スコアという、良質なたんぱく質の指標であるスコアが、しじみはなんと100となっているのです!

良質なタンパク質をたっぷりと含んでいるのが、しじみの魅力にもなります。

グリコーゲンは、人間のエネルギー源になる栄養素になります!

他にもしじみには、沢山の栄養素がありますので、ずらりと書いていきましょう。

● 亜鉛

● リジン

● セレン

● アラニ

● スレオニン

● シスチン

● タウリン

● ナイアシン

● ヒスチジン

● トリプトファン

● フェルニルアラニ

● チロシン

● オルニチン

● プロリン

● メチオニン

● グルタミン酸

● コハク酸

● ロイシン

● イソロイシン

● アスパラギン

● アルギニン

● パリン

● ビタミンB6

● グリシン

● 亜鉛

● ビタミンA

● ナトリウム

● カリウム

他にもありますが、これほど多くの栄養素が、あの小さなしじみに含まれているのです!

そして、研究をしている人たちは、しじみにはこの食材が持っている栄養成分だけでは説明が出来ない力が働いていることがわかっているのです!

ちなみに、肝臓に良いといわれる理由は、しじみに含まれるビタミンB12や、アミノ酸スコアの高いアミノ酸が、肝臓の働きを助けてくれ、改善してくれるからです。

それではここからは、しじみの美容効果について情報をまとめていきます!

アミノ酸が豊富ですから、皮膚や髪を作る材料となって、肌の再生を促し、美しい髪を作る材料になってくれます!

しじみに含まれる亜鉛は、女性ホルモンの乱れを整える働きがあります。

女性の美の元であると言われる女性ホルモンの分泌を活発にしてくれる栄養素が含まれているので、美容効果が高いと言われています!

しじみを食べると、次のような美容効果があると言われていますので、まとめていきます!

● 美肌

● 養毛

● 隠れたシミを減少させる

● 吹き出物やにきびが出来にくくなる

● ダイエットに効果的

しじみの美容効果に関しては、この後ご紹介していきます、大事な栄養であるアミノ酸の一種オルニチンが深く関係していますので、ここからは、そのオルニチンについて美容効果も含めてどんなものなのか見て行きましょう!

オルニチンについて

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オルニチンは、体内を巡っている遊離アミノ酸の一種で、人間が摂取すると、腸で吸収されて臓器へ移行していくことが分かっています。

遊離アミノ酸とは、必須アミノ酸や、非必須アミノ酸のようにたんぱく質を合成するという働きをする以外に、別の働きをするアミノ酸です。

これが肝臓の働きをサポートするのですが、このため疲労を回復する効果があります。

オルニチンは血液に溶け込んで体内をめぐり、肝臓で有害なアンモニアの解毒を行いストレスを緩和し、新陳代謝を活発にしてくれます。

成長ホルモンの分泌も促すので、若返りに効果的で、細胞分裂を活発にしてくれるので、肌のターンオーバーを促進しますから美肌になれるのです!

オルニチンを摂取すると肝臓が鍛えられるので、体内のエネルギー供給量が増え、コラーゲンの原材料となるプロリンの産生も増すので、肌質が良くなります。

頭皮の新陳代謝を活発にもしてくれるので、髪が根本から元気になり、ツヤも出てくるという美容効果が期待出来るのです!

病気などから体を守るマクロファージという細胞が、オルニチンによって活性化され、免疫力が強くなりますので、冷え性なども改善され、血流も良くなります!

オルニチンには、これらの優れた美容効果などがありますから、現在様々な研究がされています。

さらに、オルニチンには、体内でポリアミンというたんぱく質を合成する作用があることも分かっていて、これは細胞の活性や代謝を促進してくれる働きがあります。

オルニチンの美容効果を分かりやすく説明すると、まさにお肌ふっくらという状態にしてくれるので、現在美容業界でも注目されているのです!

しじみの選び方

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ここからは、しじみの選び方をご紹介していきます!

貝の殻の表面にツヤがあり、水に入れるとすぐに水管を出すような、元気で威勢のいい状態のものがおすすめです!

大きくて、口がしっかりと閉まっているもの、殻が薄くて色が濃いものを選ぶと安心です。

しじみレシピ

ここからは、美容効果も高いしじみのレシピをご紹介していきます!

まず、砂抜きのやり方をご紹介していきます!

水だけでやる方法と、塩を使う方法があるので、ここでは塩を使った方法をご紹介していきます!

水10Lに塩10gを入れて塩水を作り、そこへしじみをいれておきます。

暗い場所に置いて、夏は3~4時間、冬なら4~5時間置いておきます。

実はしじみは、冷凍保存することで、オルニチンの量が8倍に増えることが、研究結果で分かっているのです!

ですから、旨味成分が増えるので、味も良くなるというわけです!

それでは、しじみのレシピをいくつかご紹介していきます!

● しじみの味噌汁(2~3人分)

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材料・・・しじみ200~250g 水 500ml 昆布 5g

酒 大さじ1 味噌 大さじ2

砂出ししたしじみの貝同士をこすり合わせるようにしっかりと洗います。

水と昆布、しじみを加えて火にかけます!

5分ほどしたら沸騰するくらいの火加減で、じっくりと貝からの出汁が出るように煮ていきます。

沸騰したら火を弱め、殻が開いてから1~2分で昆布を取り出します。

あくをしっかりと取り、酒を加えて味噌を溶いていきましょう。

好みで薬味を加えて完成です!

● しじみパスタ(1人分) 

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材料・・・しじみ 100g パスタ 100g 玉ねぎ半分 セロリ 5cm

唐辛子 1本 オリーブオイル大さじ1 にんにく1片(A)水 200ml 白ワイン大さじ2 ナンプラー大さじ1 パセリ・塩コショウ適量

しじみは砂抜きをしてこすりあわせてよく洗う。

パスタは茹でて、セロリ斜め薄切り、にんにくはみじん切り、玉ねぎは薄切り、赤唐辛子は小口切りにしておきます。

オリーブオイルとにんにくをフライパンで合わせて、にんにくの臭いがしてきたら、玉ねぎ、赤唐辛子を入れて、しんなりしてきたらセロリとしじみを加えていきます。

Aを入れて、しじみの口が開いてきたら、塩コショウで味を整え、パスタを加えて混ぜあわせひと煮したら火を止めます。

皿に盛り付け、パセリを散らし、黒胡椒を引きます!

● しじみのにんにく醤油漬け(4人分)

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材料 しじみ1パック 醤油 100cc にんにく 2片 酒 大さじ1

砂抜きしてよく洗ったしじみを鍋に入れ、水を1cmほど注ぎ沸騰させます。

にんにくはみじん切りにしておきます。

殻が開いたしじみを鍋からどんどん出していき、にんにくに醤油を加えた液体にどんどん入れていきます。

3~5分ほど漬ければ完成です!

長く漬けるとしょっぱくなるので、これくらいの時間を守って作ってください。

残ったにんにく醤油は料理などに活用出来ますので、捨てずに冷蔵庫保存をしてください。

今回は、しじみの美容効果などについての情報をまとめてきました!