自家製味噌の作り方!最短で簡単な方法は?
自家製味噌の作り方は簡単です!美容にも良いのでぜひ作ってみてね!
1 味噌の歴史と栄養、健康に対する作用
2 自家製味噌の簡単な作り方は?
3 寝かせる味噌の作り方は?
4 自家製味噌を作って使ってみた個人的感想
5 味噌玉の作り方は?
6 味噌を使った美容に良いレシピ
この記事では、時々自分で自家製味噌を簡単に作っているので、美容効果も高いと言われる味噌の作り方についてなどの情報をまとめてシェアしていきます!
味噌の歴史と栄養、健康に対する作用
日本人なら誰もが一度は飲んだことがある味噌汁、2017年現在では、あのミランダ・カーも大好きで毎日飲んでいると話しているほどグローバルな存在になっていますが、一体味噌はどんな歴史があり、栄養はどんなものがあるのでしょうか?
知っているようで知らない味噌についての情報をまとめていきましょう!
味噌は日本人が飲むものなので、日本で誕生したと思われるのが自然だと思いますが、実は中国や朝鮮半島を経て日本に伝わったといわれています!
そして、もう一つ説があり、味噌は縄文時代から保存を良くしようとして生み出された調味料だという説です!
それでは、一つ一つどんな説なのかじっくりと見ていきましょう。
まずは中国から伝わってきたという説ですが、中国に古代からある「醤(しょう、ひしお)」が原型ではないかという話しなのです。
これは大豆を塩につけて食べるというもので、肉と塩と麹で作ったものを「肉醤」、魚と塩と麹で作ったものは「魚醤」、穀物から作ったものは「穀醤」と呼んでいます。
醤になるまえの熟成途中のものが大変美味しかったことから、味噌という食品へと発展していったと伝えられています。
なんでも、中国では味噌は大変貴重な贅沢品で、貴族や寺院の人達しか口にできなかったそうで、さらに現在のように味噌汁などを作って食べていたのではなく、おかずや薬として使われていたのです。
語源は、未だに醤にならない、末醤(みしょう)⇒みしょ⇒味噌と変化したと言われています。
現代のように味噌汁で飲むようになったのは、鎌倉時代に一汁一菜という武士の食事習慣が確立されてからで、その頃から裕福な庶民の間では自家醸造が始まり、江戸時代になると工業的に生産するようになったのです。
もう一つの説を見ていきましょう!
味噌の醸造技術という文献には、次のような話が書かれています。
「お味噌の原型は古代中国「豆+支」と書いて「シ」と読んでいたものと有力視されているが、味噌とシはその製造技術と製品の品質、そして食品としての形態、用途が異なっている。そしてまた中国に「味噌」に類する語の記録がなく、したがって味噌はシに発酵食品としての類似点はあるが、我が国で独自に作られてきたものである。」
このような文献があるので、日本独自で発展してきた食品ではないかとも考えられています。
なぜなら、縄文時代や弥生時代の住居跡から、塩漬けをされた食物などが見つかっているからです。
この時代は今のように冷蔵庫はありませんから、食物を保存するために人間が知恵をつけて様々な方法を編み出していたのではないかと考えられているのです。
どちらにしても、人間が試行錯誤を繰り返して生まれたのが味噌という発酵食品になります。
大豆はそのまま食べると、体に害を及ぼすことが現代では分かっていて、これがリーキガット症候群という炎症を引き起こすため、発酵させた大豆なら食べてもいいという情報が出ています。
もしこれが事実であれば、昔の人はこれを体験的に知っていて、発酵させることで体に害のない、逆に健康に貢献してくれる食品を生み出したということになりますから、人間の知恵はたいしたものだなと驚かされます!
それでは、自家製味噌、販売されている味噌などの栄養について見ていきましょう!
味噌のカロリーは大さじ1で39kcalで、御存知の通り原料は大豆、麹、塩です。
そして、大豆を発酵させることで味噌が出来上がりますが、こうすることで大豆に少量含まれているアミノ酸&ビタミン類が大量に作られ、大豆だけで摂取するよりも優れた働きをします。
たんぱく質、炭水化物、ビタミン&ミネラルを豊富に含み、さらに発酵しているので酵母や乳酸菌なども含まれています。
その他、イソフラボン、ペプチド、食物繊維、リノール酸、サポニン、酵素なども含んでいてビタミンEや葉酸も入っています。
塩分は多いですが低カロリーで脂質も低いので、ダイエット食品としても活用出来ます!
体に対する作用ですが、次のようなものがあります。
● 腸内環境を整え便秘を改善、ダイエット作用も
● コリンという成分も含まれていて、これは肝機能の働きを助けますので脂肪肝の人にとっては嬉しい食品
● 含まれているサポニン、味噌の色には酸化を抑える働きがあると期待されている
● 胃がんのリスクを下げる
● 血圧の上昇を抑える
● 老化を抑えてくれる
● 悪性コレステロールの生成を抑制する
● 抜け毛の予防に良い
● 脳卒中の予防
● 放射能に対する抵抗力がある
● 骨粗鬆症対策に良い
● 糖尿病を予防する
● その他のがんを予防する
● たばこの害から体を守る
● 消化促進作用
なんでも、味噌が発酵していく中で出来るフラボノイドは、がん細胞を食ってしまうという驚きの研究結果もあるそうです!
さらに、味噌にはアルブチンと同等の効果があるリノール酸が含まれていて、美容にも良い作用があるのです。
大豆イソフラボンには女性ホルモン類似作用がありますので、女性ホルモンを活性化してくれますし、イソフラボン、ビタミンE、リノール酸が一度に摂取できるので美容作用も高いと言われています。
1日に3杯以上飲めば、乳がんの発生を抑えるとも言われていて、生活習慣を予防する働きもあることが分かっています。
自家製味噌の簡単な作り方は?
↓我が家ではヨーグルトメーカーを使って自家製味噌を作ります♪
こんなにも健康や美容に良い味噌、せっかくですから簡単に自家製味噌を作ってみたいと思いませんか?
とっても簡単に作る方法を御紹介していきますので、面倒なことが苦手な方でも、ちゃちゃっと出来てしまいます。
このレシピは、白味噌の作り方になります。
まずは用意するものです。
★ ヨーグルトメーカー
★ 圧力鍋
★ フードプロセッサー
★ 乾燥大豆 100g
★ 塩 30g
★ 米麹 200g
※ ヨーグルトメーカーがないという方のために、後ほど寝かせて作る自家製味噌作りをご紹介します
大豆はよく洗って3倍の水に12時間浸します(我が家では夕方頃に洗って水に入れ、そのまま翌朝までそのままにしています)。
もし、大豆の水煮を使う場合、このプロセスは必要ないだけでなく、さらに簡単に作ることが出来ます。
水を全部捨てて大豆を圧力鍋に入れ、大豆が浸るくらいの水を入れて20~60分煮ますが、個人的には、我が家の圧力鍋の機能を考えて10分ほど煮ていますので、お持ちの圧力鍋の機能によって時間はご自身で調整されてください。
※ 圧力鍋はないという方は、大鍋で3時間ほど弱火でアクを取りながら煮てください。
煮えたら、煮汁200mlほどとっておきます。
大豆が、親指と小指で掴んだときに潰れるくらいの硬さにしましょう。
大豆はフードプロセッサーで細かく潰し、米麹と塩を合わせてよく混ぜておく。
※ フードプロセッサーはないというのなら、ジップロックやビニール袋に入れてしっかりと閉めて手で潰したり、瓶をゴロゴロとさせて潰していってください
ヨーグルトメーカーの入れ物を熱湯消毒して、材料を全部入れてよく混ぜ合わせる。
容器に蓋をし本体にセット、温度60度で8時間設定にしてスイッチオン!
出来上がったらよくかき混ぜ、冷蔵庫保存してください。
発酵させる時間をヨーグルトメーカーを使うので短縮できるので、とっても簡単に自家製味噌が出来ます!
冷蔵庫の中でも発酵し続けますので、時々全体をよくかき混ぜてあげてください。
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寝かせる味噌の作り方は?
ここからは、ヨーグルトメーカーがない、購入予定もないという方のために、時間はかかりますが、寝かせて作る自家製味噌の作り方を御紹介。
プロセスはヨーグルトメーカーに入れるまでは同じです。
その後、味噌を団子状に丸めていきます。
理由は、味噌を容器に入れたときに空気を抜いて詰めるためです!
丸めた味噌を容器に入れていきますが、投げていれてもいいですが、ひとつずつ押しこむように入れます。
味噌を入れたら空気に触れないように落とし布、またはラップをしていきます。
和紙だと味噌の水分を吸ってくれるのでカビが生えにくくなります。
中蓋をして重しをしますが、これはカビが生えないようにするためです。
本や水が入ったペットボトルでも、石でも良いので重しをしていきましょう!
これで準備完了です。
常温で10ヶ月~1年寝かせれば自家製味噌の完成です。
ヨーグルトメーカーのように簡単とはいかないのですが、じっくり寝かせて作りたい人はこのような方法で自家製味噌を仕込んでみてください!
自家製味噌を作って使ってみた個人的感想
それでは、自家製味噌を作って食べてみた個人的感想を御紹介していきましょう!
以前、ヨーグルトメーカーを使う方法ではなく、最終的に何ヶ月も発酵させる昔ながらの方法で自家製味噌を作った経験がありますが、これは時短で作った割にはまろやかで甘さがあり、非常に上品な味わいで、かなり美味しい自家製味噌を作ることが出来たと思いました。
夫にも好評で、かなり気に入っていました!
有機大豆などを使えば、有機の自家製味噌を作ることが出来ますし、塩にこだわるならさらにそういった自家製味噌を作れます!
全ての材料を入れてスイッチオンでヨーグルトメーカーで発酵させるので、8時間後には自家製味噌が出来上がります!
美味しいのでぜひ作ってみてください。
味噌玉の作り方は?
2017年現在、一人暮らしをしていたり、忙しくていちいちその都度味噌汁を作る時間がないという方なども増えているようです。
そんな人のために、味噌玉を御紹介していきましょう!
味噌玉とは、大分県竹田市に住む双美おばあちゃんがブームの火付け役になったと言われる、昔から伝わるお湯を入れるだけで手軽に味噌汁が飲めるというものです。
味噌の健康や美容効果は分かったし、出来れば毎日飲みたいけれど忙しくて、一人分だけ作るのは面倒などと、人によって作れない事情は様々です。
そんな人に、休みのときに作っておくと普段からいつでも一食分の味噌汁が、お湯を入れるだけで作ることが出来る味噌玉の作り方をシェア!
作り方は簡単です。
まず、あなたの好きな材料を用意しましょう。
出来れば無添加のじっくりと寝かせて菌がたっぷりといる味噌を使ったり、自家製味噌を使用したほうが健康や美容にも作用が高いのですが、この際面倒なことは言っていられないので、だし入り味噌でも良しとしましょう!
好きな具材を切り、味噌、具材、そして出汁の入っていない味噌を使用するのなら、とろろ昆布やだしの素、鰹節などの出汁になるものを入れます。
これらを広げたラップの上に全部混ぜて一食分置き(だいたい一人分大さじ1杯ほどです)、丸めて味噌玉にします。
冷凍保存も出来、1ヶ月は持つようです、面倒が嫌いなら、一回で一月分作って半分は冷凍、半分は冷蔵で食べてしまうという方法で手間を省いて良いのではないでしょうか?
個人的には、せっかく健康や美容効果が高いことが分かっているので、出来るだけ添加物のない、自家製味噌を使ったり、3年寝かせた玄米味噌などの質の良いものを使って味噌玉を作ると思いますが、こだわりすぎて続かなくなるよりは、面倒を避けて出来るだけ続けるほうが良いのではと思いますので、あなたの好きなようにアレンジしてください!
味噌を使った美容に良いレシピ
ここからは、味噌を使った美容に良いレシピを御紹介していきましょう!
個人的にもよく食べるのですが、野菜スティックを作り、よく寝かせた味噌を小皿に出してそれを付けて食べるのはおすすめです。
味噌の酵素もこれならしっかりと摂取できますし、味噌の風味と野菜のみずみずしさがとても美味しく感じられる一品です!
味噌だけだとイマイチという方は、味噌を次のレシピでアレンジしてみてはいかがでしょうか?
● 味噌 100g
● にんにく 5片
● 白すりごま 大さじ1
● 七味唐辛子 小さじ1
● 蜂蜜 適量
にんにくは皮をむいて、一個は生のまますりおろし、4個はフライパンににんにくが半分ほどつかるくらいの油を入れて弱火で加熱して中まで火を通し、こまかくみじん切りにします。
味噌ににんにくとにんにくに火を通した油大さじ1、他の材料をすべて入れてよく混ぜ合わせます。
★ きゅうりとなすの味噌揉み (2人分)
● きゅうり 1本
● なす 1本
● 味噌 大さじ1
● 練りワサビ 少々
きゅうりは皮をところどころ縞目にむいていき、すりこぎで軽く叩いて斜め薄めの乱切りにします。
なすは縦半分に切って、斜め薄切り。
ボウルに味噌とわさびを入れてよく混ぜ、そこへなすときゅうりを入れてよく揉み込み皿に盛って鰹節を飾る。
★ ゴーヤ&豚肉のにんにく味噌炒め (2人分)
● ゴーヤ 半分
● 豚こま肉 150g
● じゃがいも 120g
● 黄色パプリカ 50g
● 味噌 大さじ2
● 酒 大さじ3
● 砂糖・みりん 大さじ1ずつ
● にんにくのすりおろし 小さじ1
● ごま油 大さじ1
● 青じそ 4枚
● 白ごま ひとつまみ
ゴーヤは半分に切ってワタをとり、薄切りにして塩を振っておく。
じゃがいもは茹でていちょう切りにする。
パプリカは薄くスライス、豚肉は食べやすく切る。
青じそは細い千切りにしておく。
みそ、にんにく、酒、みりん、砂糖を混ぜ合わせておく。
ごま油で豚肉を炒め、色が変わってきたらゴーヤ、パプリカを入れてしんなりするまで炒め、茹でたじゃがいも、しそ半分も加えて炒め、皿に盛り、残りのしそを飾り白ごまを振って完成!
今回は、自家製味噌を簡単に作る方法や、味噌の歴史や栄養などの情報をまとめてシェアしていきました!