馬油の効能や使い方!気をつけることは?
馬油の効能や使い方、気をつけることはあるの?
1 馬油とは?
2 馬油の効能は?
3 馬油の使い方
4 馬油で気をつけることは?
5 高純度の馬油&プラセンタ入り
馬油と聞くと、いつも思い出す出来事があります!
初めて個人的に馬油というものがあることを知ったのは、19才くらいのときで、職場の慕っていた先輩女性から、馬油というのがとても良いのだと教えてもらったのです!
え!?馬油!?
思わず聞き返したほど驚いたのは、馬の油が良いという話を初めて聞いたからでした!
先輩から教えてもらってその場で購入し、使ってみて2度目の驚きがありました!
使った翌朝の、肌のしっとり感や艶感がまるで違うのです!
個人的に、まだ10代の頃はどちらかというと脂が多い肌質だったのですが、そんなわたくしの肌でもいい働きをしてくれたのです!
それから、時々購入してきた馬油、改めてどんな効能があるのかまとめていきます!
馬油とは?
↓現在我が家で使ってる馬油です
馬油とは、その名の通り馬の油です!
薬効があることでも知られていて、そのルーツは中国にあると考えられています!
5~6世紀ごろの中国の医師「陶弘景」の著書「名医別禄」には、「馬の油は髪を生やす」と書かれており、16世紀頃に生きていた中国の医師「季時珍」が書いた薬物学書「本草網目」には、次のように書かれています!
● シミやそばかすの除去
● 肌荒れ治療
● 筋肉痙攣の緩和
日本で馬油が使われるようになった時期に関しては、詳しいことは分からないようですが、奈良時代に日本へやってきた唐の名僧「鑑真和尚」の一行が、薩摩に上陸し、そのまま奈良へ行く道中で、太宰府で馬の油の効能について伝承したという言い伝えがあります。
馬油とは、馬の皮下脂肪を原料としている、動物性の油脂になります!
昔から民間療法で、やけどの特効薬として人々から親しまれてきました。
人間の皮脂にとても近いので、強力な浸透力があり、肌に塗るとすぐにサラサラするのが特徴ですから、油を塗ってベトつくのが苦手な人には嬉しいアイテム!
高度不飽和脂肪酸のため、質の良い油だと言われています。
本来なら、植物性の油脂に多く含まれている不飽和脂肪酸が、何故か、動物の馬の皮下脂肪に多く含まれていることが分かりました。
実はこれは、人間の体内では作れない必須脂肪酸です!
しかも、これが不足すると、人間は発育障害を引き起こす可能性が指摘されています!
馬油には副作用がないので、赤ちゃんがおむつかぶれをしたときに塗ってあげると、素早く浸透して肌の回復を促してくれると言われています!
そして、馬油には次の成分が含まれています!
★ αリノレン酸・・・不飽和脂肪酸で、血行を良くし、新陳代謝を活溌にするので、肌のトラブルをケアする
★ パルミチン酸・・・飽和脂肪酸で、抗酸化作用があり、皮脂量のコントロールをする
★ リノール酸・・・不飽和脂肪酸で、人間の身体に必要な必須脂肪酸、肌の保湿力を高め、バリア機能を高めます
★ パルミトレイン酸・・・不飽和脂肪酸で、肌老化を防ぐ働きがあります
馬油の不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の割合は4:6、人間の皮脂もおなじ割合なのでそっくり!
だからこそ、肌なじみがいいと言われているのです!
馬油の効能は?
それでは、馬油の効能について見ていきましょう!
◎ 殺菌作用
馬油には高い殺菌作用があり、人間の皮脂とよく似ているので、塗ると皮膚の毛穴の奥深くにまで浸透していきます。
馬油で薄い皮膚膜が出来ることで、細菌が皮膚に入り込むのを防いでくれ、さらにはすでに体内にいる細菌は閉じ込められるので繁殖を防ぐことが出来ます。
◎ 血液循環促進作用
高い浸透力がある馬油を塗ると、皮下組織にまで浸透した馬油が細胞を刺激して、馬油の油膜の影響で保湿性が高まり、血液循環促進作用が起こります。
◎ 髪の健康を保つ
頭皮に馬油を付けてマッサージをすることで、頭皮に栄養と刺激が与えられて、さらに血液循環が良くなるので、髪の健康を保ってくれます。
頭皮に塗り込むことで、白髪や抜け毛を防いでくれます。
◎ 血行が促進されるので美肌になる
すでにご紹介したように、馬油を塗ると血液循環が良くなりますから、新陳代謝が活溌になりシワが減り、肌のツヤも良くなっていくと言われています。
◎ かゆみを抑える
老人性の湿疹や、アトピー等の皮膚に塗るとすぐに浸透して、血行促進をし、新陳代謝が活溌になるので、かゆみを抑える働きがあります。
◎ 打撲や捻挫を緩和
患部をよく冷やし熱をとって、ある程度腫れがひいてきたら馬油を塗ると良い。
◎ やけどの傷に良い
まずは馬油を塗ってガーゼを乗せ、それから水で冷やすと効果的だと言われています。
◎ 鼻詰まり改善
民間療法ですが、風邪のひきはじめで鼻がうずうずしてきたときに、麺棒にとった馬油を鼻の穴の中に塗ると、素早く鼻詰まりを改善できると言われています。
◎ ヒビ、あかぎれ、痔にも作用
とにかく浸透力が高く、それが新陳代謝の活性化につながるので、様々な効能があると言われていますが、医薬品としては認められていません!
馬油の使い方
それでは、馬油の使い方をご紹介していきましょう!
● 頭皮マッサージ
● 洗顔後のスキンケアに
● マッサージをする
● 日焼け後のケアに
馬油は適度に油分を補いながら、肌再生を促す働きがあります
● 気になるシワに
優れた保湿力がありますので、気になるところに塗ってケア
● 化粧水前にブースターとして使う
洗顔後、馬油を薄く塗って5分ほど待ち、その後化粧水を付けると化粧水が浸透しやすくなります
● ボディーのかさかさに
身体にも使えますから、かさつく肘やひざ、かかとなど気になる部分に塗る
● ニキビは油分が多いから出来るものでもありますので、皮脂バランスを整えてくれる働きがある馬油を少量塗っておくとケアになります
● まつ毛ケアにも使えます
● 妊婦さんなら妊娠線予防に
人間の皮脂とおなじ成分で出来ている馬油で妊娠線予防のマッサージをすることで、ひび割れを予防できると言われています
● 授乳期の乳首ケアに
赤ちゃんのお乳を吸う力はすごいので、痛みに悩まされるお母さんも多いようです。
馬油は赤ちゃんの口に入っても安心な成分なので、ケアに使えます
● あかちゃんのおむつかぶれ
安心して使用できるので、かぶれてしまった赤ちゃんの肌のケアもしてくれます
馬油で気をつけることは?
ここからは、馬油で気をつけることについてまとめていきます!
馬肉が食用として食べられていることからも分かる通り、副作用はないと言われていますが、使ってみて肌に合わない人も中にはいるようです。
そして、当然ですが馬アレルギーを持っている人も使用を控えたほうが良いと考えられます。
馬アレルギーなんてないんじゃないと思う方もいるかもしれませんが、ググって調べてみると、意外といるんです!
イケメンジョッキーの早田光功駿も、馬に乗るのが仕事なのに、実は馬アレルギーなんだとか!
そういう方は使わないほうが安心です。
そして、効能に関しても個人差がありますので、肌に合わないなという方は使用を中止しましょう!
そして、世の中には、100%ピュアな馬油が良いという言い方をされる方が沢山いらっしゃいます。
赤ちゃんに使う、口に入れる可能性があるのなら、そのほうが安心ですが、北海道純馬油本舗という会社が作っている馬油の中には、次のものも一緒に配合されているものもあります。
● 馬油にコエンザイムQ10を配合
● 天然精油を配合
あまりにもおかしなものを入れているものは別として、相乗効果で肌に良い成分が入っている場合もあります。
そして、馬油を使うときに一番気をつけたいのは酸化です!
非常に酸化しやすいので、開封後は半年以内に使い切るようにしましょう!
他には次の注意点があります!
☆ 馬油を酸化させないために、保存するときには冷暗所にしまう
☆ 酸化したものは使わない
☆ 気になるようなら、夜だけ使用する
酸化しやすいため、馬油は塗って日光にあたると日焼けをする可能性もありますので、ターンオーバーを早めて肌の新陳代謝を促す作用もあるのですが、使い方には気を配ったほうが良さそうです!
高純度の馬油&プラセンタ入り
プラセンタなどを入れて、さらにアンチエイジングに特化した形の馬油美容液も販売していますので、どんなものかご紹介しておきます!
◎ KUMAMOTO 潤馬化粧養油
こちらは、純度の高い馬油の効能はそのままに、さらに匂いもなく驚くほどさらさらとした美容オイルに変身させたものです!
馬の油300kgを、10の工程で80~100kgにまで高密度に生成した非常に浸透力と質の高い馬油に、馬のプラセンタとオリーブ・オイル、さらにトコフェロールの4つの成分だけを使って作られた、一般的な馬油とはひと味違った美容液となっています!
馬油は高品質なものでも、やはり不純物が含まれていて酸化もし易い面がありますが、この美容オイルは、限界まで不純物を取り除き純度300%のオイル精製に成功したのです!
潤馬化粧養油は、油で肌を整えるだけでなく、アンチエイジングに作用すると言われる馬プラセンタを加えることで、さらに美容作用を高めています。
普通の馬油は匂いが苦手、使ってみたけどピンとこない、べたつくのが苦手という方は、こちらを試してみるのも良いのでは?
オイルと思えなほど軽く、べとつかず塗ってすぐにさらっとするので、オイル美容が苦手だと感じていた人にとっては、驚きのテクスチャになると思います。
純度を高めているので心配な油焼けもなく、安心して使用できます。
馬油だけだとべとつきますが、馬油の良さを最大限に引き出し、さらに美容に作用する成分を足していくことで、まったく新しい美容液を開発したのです。
本当に近年は、そんなアイデアどうやったら思いついたんだろうと思うほど質の高い美容液などが開発され、製造されているので、使う側&選ぶ側にとっては嬉しい状態ですね。
今回は馬油の効能や使い方、気をつけることなどの情報をまとめてシェアしていきました!