40代女性がイライラしたり怒ったりする理由!?
40代女性がイライラしている、なんだか怒ったりして機嫌が悪そうと感じている方へ、その理由についてシェアしていきます!
1 40代女性がイライラしたり怒ったりする理由は?
2 40代女性のイライラや怒ったりする場合に考えられる病気は?
3 40代女性のイライラや怒ったりしやすいときの改善策
4 40代女性のイライラや怒ったりする場合の対処法
なんだかいつもイライライしている40代女性が職場にいる、バイト先にいる、家にいるなど、理由が分からないのにこの年代の女性がやたらと怒ったりしている様子を目にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
美容にも悪影響を与えてしまい、さらには周囲との軋轢も生んでしまい、いいことなんてなさそうなこの状況、一体何が理由でこんな状態になっているのか紐解いていきたいと思います!
40代女性がイライラしたり怒ったりする理由は?
ある製薬会社が行った調査によると、40代女性でなくても、20代~40代の女性の半数以上が生理前にイライライを感じていることが分かったそうです!
いわゆる生理前症候群と呼ばれる、略してPMSが原因だと考えられているのですが、この症状は、生理の1~2週間前に現れ始めるのが一般的だといわれています。
まだ若い世代の20~30代なら、PMSだと考えられるのですが、この年代でもプレ更年期になる場合があり、40代女性になると更年期が関係していることが、イライラや怒ったりする理由にあげられるようです。
生理前に起こるイライラや怒ったりする状態は、次の3つの説で起こるといわれています。
● 女性ホルモンの急激な減少
● プロゲステロンの急激な増加
● 生理前に起きる低血糖
まずはひとつひとつじっくりと、イライラや怒ったりする理由についてみていきましょう。
まずは女性ホルモンが急激に減少するというものですが、生理直前の2~3日前になると2つの女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンが急激に減少してしまうことが分かっています!
この動きが自律神経のバランスを崩すため、女性はイライラや怒ったりしやすくなるのです。
プロゲステロンの急激な増加ですが、生理前10日頃になると、プロゲステロンの影響が強くでてきてむくみやすくなり、便秘がちになり、体がだるくなってしまいます。
これらの不快な身体的症状が、イライラや怒ったりしやすい精神状態を作ってしまうのです。
生理前に起こる低血糖は、この時期になると、血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きが変化し、生理前は普段よりも多くこの成分が分泌されるので、食事を摂取してから2~3時間後に低血糖になりやすく、体内で血糖値が下がりすぎると、血糖値をあげようと腎臓の隣りにある副腎髄質からアドレナリンが多く分泌します。
御存知の通り、アドレナリンは体内臓器に興奮系の信号を送るホルモンですから、脳に興奮を伝えます。
あなたも覚えがありませんか?
生理前は無性にお腹がすいて食べたくなる、なんだかイラつく、これは低血糖によって無性に食べたくなるという理由と、もう一つはアドレナリンの影響で脳が興奮することで、イライラや怒ったりしやすくなるのです。
40代女性で、まだ更年期の影響が考えられない場合は、これらの理由が考えられますが、更年期が関係している場合は、次の理由になるようです!
● VDT症候群
● 加齢で卵巣機能が低下したこと
● 自律神経の乱れ
● 夫源病
VDT症候群とはあまり聞き慣れない言葉ですが、これは一体なんでしょうか?
これは、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、別名「テクノストレス眼症」「IT眼症」などと呼ばれています!
現代では仕事で必須にもなったパソコンやスマホ、OA機器や、ストレス解消などで行なうテレビゲームなどをやることで起こる症状です!
長時間これらを使うことで目が疲れ、視力低下が起こったり、体や心になんらかの影響が出てしまう病気になります。
この病気の精神的な影響は次のものです。
● いつも緊張している
● イライラする
● 怒りっぽくなる
● 吐き気や耳鳴り
● 悪夢を見たり不眠
卵巣機能の低下ですが、これは30代後半から始まると考えられていて、卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌も減少していきます。
実は、エストロゲンは人間の感情を安定させる働きのあるセロトニンの分泌に影響を与えます、なぜならこの2つのホルモンは相互関係になっているからです!
セロトニンの分泌が減ることで、感情のコントロールがうまくいかなくなり、イライラや怒ったりする精神状態になりやすいのです!
女性ホルモンのエストロゲンは、脳から司令を受けて卵巣で分泌されますが、更年期に入る40代女性の卵巣機能が低下してしまうことで、エストロゲンの分泌が減り、そうなると視床下部が混乱してしまいます。
自律神経の中枢である視床下部が混乱すると、当然ですが自律神経の働きにも乱れが出てきます。
これが原因で起こる症状はホットフラッシュと呼ばれていて、多くの人が御存知の通り、次のような状態になります。
● ほてり、のぼせ、発汗
● 動悸や息切れ
● 肩こり
● 不眠やめまい
● 頭痛
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、このバランスが崩れてしまい、交感神経が過剰に緊張してしまうと、精神的に興奮しやすくなり、副交感神経の働きが弱まることで、イライラや怒ったりしやすい精神状態になってしまうのです。
夫源病とは、夫が原因となって妻の体調や精神が不調になるというものです。
医学的な病気ではありませんが、夫の何気ない言動や、存在自体が妻に大きなストレスとなってしまい、自律神経やホルモンバランスを崩してしまうのです。
これが原因となって、妻の心身に様々な症状が現れ始めるのですが、次のような状態になると考えられています。
● 家に夫がいる週末はイライラしたり頭痛がする
● 夫の身勝手な言動を見ると、顔が火照ったりのぼせる
● 急に夫に怒鳴られてから、動悸が始まり唾が飲み込めにくくなった
● 夫が長期出張になった途端悩んでいためまいが治った
なんでも、夫源病は、病院で次のような診断を受けた人が実は疑うべき病名だといいます。
● うつ病
● 突発性頭痛や難聴
● 本態性高血圧(原因が特定出来ない高血圧)
● メニエール症候群(めまいや耳鳴り、難聴を伴う原因不明の症状)
夫源病になりやすい妻側の性格というものがあり、次のような方は注意が必要だと考えられています。
● 几帳面
● 我慢強い
● 弱音を吐かない
● 人に意見をするのが苦手
● 理不尽なことを言われても反論出来ない
● 世間体などが気になる
● 細かいことをくよくよ悩みがち
● 責任感が強くて、家事や仕事に手が抜けない
● いい妻や母親でありたいという意識が強い
夫源病は、夫婦間の会話がなくなることから始まると考えられています。
実は、更年期の症状は、この夫源病が原因ではないかという見方もされ始めていて、ホルモンバランスどうこうというよりも、夫の言動に妻が大変なストレスを感じていることが、ホットフラッシュなどの症状を引き起こしたり、イライラや怒ったりする理由になると考えられる面もあるようです!
大体45歳をすぎると、イライラや怒ったりしやすくなるといわれていますので、周囲も戸惑ったり、人間関係が悪化してしまうこともあります。
40代女性のイライラや怒ったりする場合に考えられる病気は?
ここからは、40代女性がイライラや怒ったりすることが多くなった場合、更年期ではなく考えられる病気について情報をシェアしていきましょう。
● メニエール症候群
● 躁うつ病
● 脳腫瘍
● 脳血管障害
● パセドウ病
メニエール症候群とは、すでに書いたとおり、原因不明なのに耳鳴りや難聴になったり、めまいが現れます。
躁うつ病は気分障害、双極性障害ともいわれていて、気分が沈んだりハイになったりする症状が現れます。
うつは自己評価が低迷したときに起こると考えられていて、愛に対して不信感を持ってしまうことが原因でもあります。
本人の心が縮こまってしまい、自分を痛めつけるような評価を持っていることなども発症の原因になります。
脳腫瘍は脳のなかに腫瘍が出来てしまう病気です。
脳血管障害は、血管が閉塞したり、血流が悪くなったり、血管が破れたりする病気です。
パセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまう病気です!
女性に多い病気で、男女比率は1:4と圧倒的に女性が発症しやすいのです。
40代女性で、イライラや怒ったりする頻度が多いなと感じる方は、更年期という言葉でくくらないで、他の病気が隠れていないか気をつけて観察したり、医師の診断を受けてみるという方法で改善することも出来ます。
40代女性のイライラや怒ったりしやすいときの改善策
ここからは、40代女性のイライラ、そして怒ったりしやすいときの改善策をご紹介していきます。
まず、病気が関係している場合はその治療を行いましょう。
更年期が関係している場合ですが、次のような改善策があります。
● 食生活を変え、イライラなどに良いといわれる栄養素を摂取する
● イライラや怒ったりしやすい人のために開発されたサプリメントを飲む
● 運動をしたり旅行に行く
● お洒落をする
● 睡眠をしっかりととる
● アロマオイルやキャンドルなどを使って癒やしの時間を持つ
● リラックスタイムを作る
● 医師の元へ通い、ホルモン充填などの治療を受ける
● ローズの匂いをかぐ
● 太陽の光を浴びる
これらが更年期が関係している女性が、イライラや怒ったりしやすい状態を改善するために行なうと良いといわれる改善策です。
御存知の通り、大豆イソフラボンには女性ホルモン類似作用があることが知られています。
積極的にこれらの栄養を摂取するようにしたり、体を温める作用がある食べ物を多く摂取して冷えから体を守るようにしましょう。
次のような食材が温める作用があるものになります。
● ねぎ
● ニンジン
● にら
● たまねぎ
● にんにく
● 生姜
● しそ
● ごぼうなどの根菜類
● わさび
● 鶏肉、鹿肉、羊肉
● さけ、いわし、さば、ぶり、たら、鯛、かつお、えび、あなご、うなぎ、あじ
● チーズ
● いんげん
● そら豆
● 納豆
● 玄米、もち米、ライ麦
● 栗、桃、松の実、ざくろ
● 日本酒、紅茶、中国茶、ココア
女性ホルモンをアップさせる食べ物は次のものです。
● 山芋、里芋
● 大豆、小豆
女性の腎機能を高めてくれる食べ物は黒い食品ですから、ごまなど、黒いものを積極的に食べるようにして腎機能を高め、女性ホルモンが分泌されやすいようにしてあげましょう。
他には腸内環境を整える発酵食品を積極的に摂取したり、女性ホルモンの材料になる良質の油、ナッツ類などもおすすめです!
タンパク質と鉄分が不足していることが、イライラや怒ったりしやすい原因になる場合もありますので、ヘルシーすぎる食生活の方は見直しをしたほうが良さそうです!
ビタミンB群も良い栄養になり、やはり和食がおすすめになります。
サプリメントは次のようなものがあります!
● エクオール
● 白井田七
● マカ
● プラセンタ
● 大豆イソフラボン
● 高麗美人
● キッコーマン基本のサプリ
● ローヤルゼリー
これらのサプリメントが、更年期の症状を緩和してくれるということで、人気があります。
40代女性のイライラや怒ったりする場合の対処法
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家庭でも職場でも、40代女性がイライラしたり怒ったりしている様子を見て困るのは周囲の人たちでもあります。
まずは、会社での対処法をご紹介しましょう!
● イライラしていないときに優しい言葉をかける
● 自分は敵ではなく味方であることをアピールする
● 普段から親密な関係を築くようにする
● 感情的にならない
● はいと聞き流す
● 気にしないようにする
女性ホルモンのバランスの崩れから起こっているイライラや怒った状態に対して、対抗するような態度をとっても無駄ですので、ここは穏便に対処するように心がけ、その人の人柄が悪いというものではないことを理解し、出来る限り普段から普通に接するようにして、気を悪くしないように気を配ってあげるようにしましょう。
職場の人にとっては迷惑な話でもありますが、ホルモンが関係している以上、本人の努力だけでどうにか出来る面だけではありません。
そこは理解をしてあげて、出来る限り協力的な態度で接するようにしていきましょう。
家庭ではどのような対処法が良いのでしょうか?
これまで書いたことに加え、家族という親密さゆえに出来ることがあります。
女性の気持ちをよく聞いてあげて、共感し、こまめに声をかけてあげて、辛いところはないか、痛いところはないか思いやってあげる。
家事の負担を小さくするのも、家族だからこそ出来る対処法になります。
寄り添い、共感し、そして家のことも分担してあげる、こういった対処法で乗り切っていってください。
間違っても反論したり、女性の言葉を遮ったり、それは違うと言ったりしないようにしましょう。
正面切って喧嘩腰では、お互いに面倒でなるだけでなく、女性が心を閉ざしてしまいます。
病気なのだと考え、寄り添いながら思いやりを持って対応していくことで、女性の心身が少しでも楽になれば、イライラや怒ったりする頻度も少なくなっていきます。
医師に相談するという方法もありますし、漢方や代替医療を使ってみるという対処法もあります。
家族や周囲も大変だと思いますが、お互い様という気持ちを持って関わっていき、自分に何かあったときには他の人にも迷惑をかけることもあるという思いで、目の前の状況を見守りつつ対応していくよういしましょう!
今回は40代女性のイライラや怒ったりする理由やその改善策や対処法などをご紹介していきました!